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人材を「人財」と豪語するドヤ顔トップの嘘

スキルアップしたいというミドルの叫びが聞こえていますか

2018年1月16日(火)

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 またもや「日本最下位」である。

 これまでにも「日本最下位」という報道を取り上げると、
 「いい加減、海外と比較するのを止めろ!」
 「海外と比較して、なんか意味あんのか?」
と激しく抵抗する意見を目の当たりにしてきた。

 でも、やはり今回も取り上げます。

 だって外と比較することは、外のまなざしを捉えること。問題点に気付くこともできれば、「へ?、私たちって案外恵まれてんだ?」と納得することもある。

 世界から日本が置いてけぼりを食っていることがあれば、それを素直に受け入れるべし。……となんだかしょっぱなから好戦的な物言いで申し訳ない。が、それほどまでに今回の「最下位」は懸念すべき事案だと考えている。

 というわけで、今回のテーマは「最下位の未来」です。

 「日本最下位」を報じたのは日経新聞。

 「社員再教育 日本は最下位」との見出しが、1月10日(夕刊)の一面にデカデカと踊ったのだ。(以下、内容を抜粋)

 人材サービスのランスタッドが世界33カ国・地域の労働者に調査したところ、勤務先企業が費用を負担する研修などを受けている割合は、日本の労働者の4割と調査国・地域の中で最下位だった。※調査は週24時間以上勤務する18~65歳の労働者1万3000以上を対象。2017年7~8月に実施。

出所:ランスタッド・ワークモニター、日本経済新聞2018年1月10日付記事を基に本誌作成

 ご覧の通り、トップはインドで、中国、ルクセンブルクと続き、米国は24位。日本はビリの33位。グローバルの平均では66.0%の労働者が、勤務先が費用を負担したセミナーへの出席やオンライン講座の受講といった支援を受けていたのに対し、日本は全体の41.2%しか支援を受けていないことが分かった。

 また、日本では男女の格差が大きく、勤務先から支援を受けていない割合は男性が53.6%なのに対し、女性は65.9%で、その差は12.3ポイント(世界平均は4.4ポイント)。研修支援にいたるまで男女格差が存在することが明らかになってしまったのである。

コメント75件コメント/レビュー

先日、母校の研究発表会に同窓生として案内があり、卒業して30年ぶりに最先端の研究を垣間見ました。生物工学系ですが遺伝子工学の技術研究が進んでいるのに感動しました。コンピュータネットワーク、携帯電話など、技術はどんどん進歩しています。ミドルも学んでいく必要性があると思います。私も河合様の取り上げられた記事を見ました。1月8日、15日の日経記事には「科学技術で未来を描け」の題で日本の科学技術研究の国際的な減退傾向に対する脱却意見も興味深く読みました。社員や研究者への教育支援が世界に取り残されたようです。ただ個人的意見ですが、必ずしも、社員教育をすれば足りるとは思いません。社員側も会社の態度がどうであれ、自ら学び勉強、研究する事が最も大事だと思います。寄りかかり社員が会社を潰します。(2018/01/20 23:27)

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「人材を「人財」と豪語するドヤ顔トップの嘘」の著者

河合 薫

河合 薫(かわい・かおる)

健康社会学者(Ph.D.)

東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。産業ストレスやポジティブ心理学など、健康生成論の視点から調査研究を進めている。働く人々のインタビューをフィールドワークとし、その数は600人に迫る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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先日、母校の研究発表会に同窓生として案内があり、卒業して30年ぶりに最先端の研究を垣間見ました。生物工学系ですが遺伝子工学の技術研究が進んでいるのに感動しました。コンピュータネットワーク、携帯電話など、技術はどんどん進歩しています。ミドルも学んでいく必要性があると思います。私も河合様の取り上げられた記事を見ました。1月8日、15日の日経記事には「科学技術で未来を描け」の題で日本の科学技術研究の国際的な減退傾向に対する脱却意見も興味深く読みました。社員や研究者への教育支援が世界に取り残されたようです。ただ個人的意見ですが、必ずしも、社員教育をすれば足りるとは思いません。社員側も会社の態度がどうであれ、自ら学び勉強、研究する事が最も大事だと思います。寄りかかり社員が会社を潰します。(2018/01/20 23:27)

昭和半ばなら、高卒で入社→働きながら夜間の大学へ、というのがあったようですね。バブル崩壊後の日本では、ほぼ神話のような話です。その上、非正規が続々と増えている時代なので、企業が人に投資する幻想は見ない方が精神衛生上良いと感じてしまいます。
私は非正規ですので、全て自腹です。社外講習会があっても、有休取って自分で支払って。給料が低いので、何万もする講習会には行けません。教育の費用枠で講習会へ出かける、同年代の社員を見送るのが当たり前の生活になっています。ただ、会社のお金で行った講習会なのだから「知識のお裾分け」があってもいいかなぁと思います。テキストの回覧なし、行ったもん勝ちだから。
まあ、グチャグチャ言わずに生活費を切り詰めてでも勉強すれば済むんでしょうが、格差を前提にせず「勉強しろ」「資格取れ」とか言われてもなぁ、とやや後ろ向きになっている人もいるんじゃないんでしょうか。少なくとも、私はひと月に何度か陥ります。(2018/01/19 15:52)

 「現代の日本においてはトレーニング、スキルという概念が希薄で重要視されない。」このトレーニングやスキルという概念と今の日本の画一的な教育、スペシャルな資格とは似てはいるが違うものである。それが故にここにも書かれたような問題を引き起こしている。

 そのため対策としてはトレーニング、スキルという概念を日本にきちんと再導入すべき。

と、昔から思っています。

 そのスキルという概念が重要視されない現象は(a)日本社会は均一であるという間違った前提、(b)少年漫画の悪影響(特訓)によって引き起こたのでは?と考えています。半分ヨタ話ですが、、

 簡単に書けばスキルとは特殊なものではなく個々人がトレーニングすることによって得られるもの、そしてトレーニングとは個々人それぞれに実施するもので画一的な教育とは別物であるというものです。(2018/01/18 22:59)

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野口 悠紀雄 早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問