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トップの老害を悪化させるミドルの“初老害”

「老ではないが、害ではある」老害予備軍たち

2016年2月2日(火)

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 「あなたは79歳で高齢だ。若い社長が就任できないのは、あなたの存在が原因なんじゃないのか。老害という言葉もある」

 「私は確かに後期高齢者です。老ではあるが、害ではない」――。

 一昨年の株主総会で、株主とこんなやり取りをしていたキヤノンの御手洗氏が、社長を退くことになった。

 「良かった! やっとこれでゆっくりできるね!」

 「決めたよ。社長辞めるよ」

 「良かった! やっとこれでゆっくりできるね! 長い間ご苦労様でした!」

 ってな具合に、もし、もし、もしも私が娘だったら、80過ぎまで第一線で働いてきた父親を労い、内心ホッとするに違いない(御手洗さん、勝手に娘になってすみません)。

 どんなに“仕事が大好き!”だったとしても、年齢的なことを考えれば、「一休みして、また違ったカタチで働いて欲しい」と、間違いなく願う。

 ところが、76歳のときに「今こそベテランの出番だ!(ちなみにその際、社長から相談役に退いた内田氏は70歳だった)」と社長復帰した“お父さん”は、まだまだがんばるのだと。

 会長とCEOは引き続き務め、「今までどおり、会社全体を見ていく」というのである。

 80歳。ふむ、実にお元気である。これからも、毎朝4時に起床し、ネットでニュースをチェックし、朝7時に出社し、一般の社員の就業開始の8時30分まで、伝統の“朝会”で役員たちと意見交換したり、新社長の相談にのったりするのだろうか。

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