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女を「攻撃せずにはいられない男」の真意

「男 vs. 女」と捉えた瞬間、解決の糸口が見えなくなる

2016年3月15日(火)

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 今回は、みなさんにも一緒に考えていただきたいある“事件”を取り上げる。

 テーマは、男と女の違い…。いや、違う。男のプライドの境界線?とでもいうのだろうか。

 実は、今年に入ってから、知り合いの女性2人が会社を辞めた。どちらも私のフィールドインタビューに、以前、協力してくださった方で、会社も業種も別。共通点は、二人とも“女性初”の執行役員ってこと。

 そんな2人が辞めた理由とは……、「イジメ」だ。

 いい年をした男性からのイジメに苦悩した、50代の優秀な女性2人が、相次いで辞めたのだ。

 50を過ぎたオジさんのイジメは、「マジ? そんなことするんだ」とショックを受けるほど幼稚なモノで。ひとりは心身のバランンスを崩し、もうひとりは「女らしくしろ」と上から言われキレた。

 っと、ここでアレコレ説明するより、実際の語りの方がよりリアルに伝わると思うので、先週、お会いできた前者の女性(現在自宅療養中……といっても、もうお元気になられてます)の話をお聞きください。

「まぁ、そのあとのイジメは凄かったですよ」

 「最初も苦労したけど、最後もこんなカタチで終わるのかと思うと…、なんか情けなくて。結局、私は何だったんだろう?って。本当、自分が情けないです。

 河合さんにインタビューしていただいたのが、2年半くらい前ですよね? 私は30年ぶりの女性の執行役員でしたが、変化が起きたのは、業界紙の取材を受けてからです。ちょうど女性活用に注目が集まっていた時期で、記事を見た他社から講演を頼まれたり、他のメディアで取り上げられたりと、外から注目されて。会社もあとに引けなくなったのか、私を盛り立てなくちゃいけないみたいな空気になってきて。その頃からです。イジメがエスカレートしてきました」

 「エスカレートしたってことは、既にイジメがあったってことですか?」(河合)

 「はい、ありました。役員になってからですね。でも、取るに足らないイジメだったので、スルーしていました。ところが、“その後”のイジメは業務に支障をきたすモノになった。ある日、外出していたら部下から慌てて電話がかかってきて、『役員会議に出ないことを社長が激怒してる』って言ってきたんです」

 「実は、私、その会議があることを知りませんでした。役員会があるときは、事前に会議資料が回ってくるんですね。見たら判子押して、次に回すといった感じの。なんかアナログですよね。でも、そういう地味で封建的で、古い業界なんです。

 つまり、私は飛ばされていた。しかも故意に。誰がやっているかもわかりました」

 「なんか……、すみません。話したくないことを無理に聞きだしてしまったようで。でも、経営会議に出席する人が、そんな幼稚なことをするのかなぁって、正直信じられなくて。その人は前から、そういった意地悪をしていたんですか?」(河合)

コメント48件コメント/レビュー

色んな意見が出ていますが、男性と対等な立場になることに嫌悪感を持つ人は多々います。日本はそれが顕著なので、給料面や昇給でも差をつけられたりと「ちょっと違うんじゃ?」と思うようなことがまだまだありますね。
私の職種では男女平等、体力や体格差も無視されて大変です。日帰り出張に休日出勤、深夜残業に男女差は全くありません。ただ、給料面で差があるので、男性からも憐みの目で見られてます。
会社を辞めた女性2人、我慢の限界だったんでしょうね。しかし、一摘みでも理解してくれる人達がいるのなら、それを励みに頑張れたのでは・・・と勿体なく思います。(2016/03/30 10:37)

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

色んな意見が出ていますが、男性と対等な立場になることに嫌悪感を持つ人は多々います。日本はそれが顕著なので、給料面や昇給でも差をつけられたりと「ちょっと違うんじゃ?」と思うようなことがまだまだありますね。
私の職種では男女平等、体力や体格差も無視されて大変です。日帰り出張に休日出勤、深夜残業に男女差は全くありません。ただ、給料面で差があるので、男性からも憐みの目で見られてます。
会社を辞めた女性2人、我慢の限界だったんでしょうね。しかし、一摘みでも理解してくれる人達がいるのなら、それを励みに頑張れたのでは・・・と勿体なく思います。(2016/03/30 10:37)

筆者の主張通り、男女の違いの問題ではなく、単にコミュニケーションの問題だろうと思います。
1つ疑問なのは、記事に登場されるお二方については何故上手く立ち回れなかったのか、です。相手の気持ちに配慮し、相手の感情を害することなく上手く立ち回るのは、それこそ女性の方が得意だと思うのですが。(平均的には、ですが。) 男だから感情を抑えて理性で行動するはず、という思い込みでもあったのでしょうか。だとしたら、まさにジェンダーの罠にはまったわけで、皮肉なものだと思います。(2016/03/23 01:40)

職場であれ、経営会議であれ、元来バトルの世界なので、でやった、やられたの事象をいじめと受け取る時点で、何か場違い感を感じます。狙った敵には何でもいやがらせはあり得ます。たまたま女であったのでそれを攻撃材料にしただけであり男であればまた違った攻撃をするだろう、というだけのことです。あまりにレベルの低い攻撃は自らを低めるのも知らずかまわず、そんな風潮の会社なら遠慮する(辞める)か、こんなものと達観して続けられるか個人問題になります。「結論のない共感だけある井戸端会議」の対極にあるのが経営会議であり、仕事の世界ではないですか。(2016/03/23 01:28)

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三品 和広 神戸大学教授