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絶望の現場が“自死”し、燃費偽装が生まれた

責任逃れ会見と社長の父の放言に透ける不正の病根

2016年5月17日(火)

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 「担当部長がやった」「子会社がやった」と繰り返すトップたちの会見は、なんだか無性に腹が立った。関係ない私が憤ったところでどうなるもんでもないのだが、今回は、三菱自動車の燃費偽装を巡る記者会見を見て、ふと思い出した5年前の出来事を書こうと思う。

 「私ら技術系の人間の頭の中にあるのは『良いものを作ろう』っていうことだけなんです。でも、今はそれだけじゃダメ。そういったこともウツの社員が多いことに関係してるかもしれません」

 こう話し出したのは、製造業の50代の男性である。メンタルを低下させる社員が増え、「ストレスとのつき合い方を話してほしい」との依頼だった。

 当時はやたらと製造業などの現場の人たちを対象とした講演会が多く、現場(工場などの生産現場)に足を踏み入れる度に、無性に胸が熱くなったのを記憶している。

 そこで働く人たちの実直さが肌にビンビンと刺さり、

「日本という国は、こういう人たちに支えられているんだよなぁ」

と感動したのだ。

 そんな“現場”の1人が、件の男性だった。白いつなぎに身を包んだ彼は、研究開発チームの課長さん。某大手自動車メーカーの技術者である。

 では、さっそく“現場の声”を、お聞きください。

コメント26件コメント/レビュー

何故か自動車ネタになるとトヨタ車批判する人がいるけど、
私が何十台か乗った+管理しての経験から言わせてもらえば、
トヨタ:概ねカタログとおり
ホンダ:カタログ未満
日産:概ねカタログとおり
スズキ:未検証(買ったことが無い)
マツダ:カタログとおり
富士重:何故かカタログ超える
三菱:不安定(良いのもあれば悪いのもある)
日野:カタログ未満
いすゞ:概ねカタログとおり
あくまで私が管理している中での話です。(あと、4WDはカタログ達成がまず無理です)(2016/05/23 17:15)

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「絶望の現場が“自死”し、燃費偽装が生まれた」の著者

河合 薫

河合 薫(かわい・かおる)

健康社会学者(Ph.D.)

東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。産業ストレスやポジティブ心理学など、健康生成論の視点から調査研究を進めている。働く人々のインタビューをフィールドワークとし、その数は600人に迫る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

何故か自動車ネタになるとトヨタ車批判する人がいるけど、
私が何十台か乗った+管理しての経験から言わせてもらえば、
トヨタ:概ねカタログとおり
ホンダ:カタログ未満
日産:概ねカタログとおり
スズキ:未検証(買ったことが無い)
マツダ:カタログとおり
富士重:何故かカタログ超える
三菱:不安定(良いのもあれば悪いのもある)
日野:カタログ未満
いすゞ:概ねカタログとおり
あくまで私が管理している中での話です。(あと、4WDはカタログ達成がまず無理です)(2016/05/23 17:15)

「河合さん。期限までにニーズに適合した良いものを作ること。これは当たり前のことです。」のコメントへ、期限とニーズと出来る事は別物です。鉛を金に変えるニーズが有ったとして、それを実現する事は当たり前ではない。引用のような事を平気で強要するから、偽装の結果が出来上がるのだ。コメ主は偽装を原因を生む側の人間。燃費も右肩上がりで無限に上がる事はない。目標も必達が強制されるような現場、そこで年々改善の余地が減って重箱の隅をつつきだす状況。コンプライアンスなど立派な事を言っても、まず、不都合な情報を上がらないような仕組み(報告者を叩くばかり等)があれば意味がない。最早簡単に向上する時代は終わった。過度の効率化が却ってリスクになる事も含めて考えて上手く目標設定しろ。カタログ燃費で色々差別・特典を付けるからおかしくなる。カタログ燃費は目安以上のものにしてはいけない。使った燃料分の負担がかかる方式で十分。サンルーフつけたら重くなるので重量区分が変わって減税対象とかの制度が駄目。その意味でメーカー平均燃費の規制も愚かな制度。(2016/05/21 00:27)

「マーケットのニーズを踏まえて製品を作るなんてあたりまえ」
とおっししゃいますが、それは会社としての話。

 ①マーケットのニーズを調べるのはマーケティングの仕事
 ②商品の仕様を決めるのは商品企画の仕事
 ③プロダクトアウトの種を商品企画に伝えるのは技術管理の仕事
 ④法規制等の対応は品質保証の仕事
 ⑤技術屋は自分にやりたいことをやりたい
これ、全部技術の人間にやらせようっていうのが今の製造開発の状況でしょう。

「従業員全員がマネジメントの視点を持つ」
なんておためごかしはマネジメントが楽して責任転嫁してるだけでは?

一部のデキる人は、
キャリアデザインの先にマネージャーってものを見据えているわけだし、
①~④までをやって、自分で⑤を「正しい」方向に定めることが出来る。
そういうデキる人がいるからといって、全員にそれを求めるのはスジが違うんじゃないでしょうか?

「分業体制で自分の仕事に専念する。」
これが悪いということになったのはなぜ?


某社みたいに、マネジメントとスペシャリストを区別するのはそういった観点から仕事を切り分け、それぞれに専念できるようにという観点からは非常に魅力的です。
ただ、そういう体制でもマネジメントに振り回される技術者が目に浮かびます。
それでも、きちんと役割分担ができていて、技術の責任にされないだけ、個人的にはそのほうが良いです。(2016/05/20 10:28)

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