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妻から大顰蹙を浴びた「おとう飯」ができたワケ

男性の家事参加時間を増やすあたりまえの施策について

2017年6月20日(火)

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 おとう飯――。
 「おとうめし」ではなく「おとうはん」。

 先週、プチ炎上したのでご存知の方もいると思いますが……、

【おとう飯(おとうはん)とは】
男性が料理をするにあたっては、知識や技術がなくて自分には作れない、家族のために作る料理は栄養バランスや盛付けなどに気をつかい立派でなければいけない、料理を作ってみたものの家族に不評だったため作るのをやめてしまった等、技術的、心理的ハードルがあると思われます。

 そこで、これまで料理をしていない、料理をしたことはあるものの作ることをやめてしまったという男性の料理参画への第一歩として、簡単で手間を掛けず、多少見た目が悪くても美味しい料理を「おとう飯」と命名しました。

 これは内閣府が「男性の家事参加時間を増やす」目的で始めた、「おとう飯キャンペーン」の「おとう飯」の定義である(出典はこちら)。

 “キャンペーンロゴ”なるものまで存在し、12日には「大使の任命式」が行われた。

 “キャンペーン大使”は、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の石橋尊久さん。
 任命式では、「おとう飯エプロン」を着けた加藤勝信女性活躍担当大臣から、石橋さんに「おとう飯エプロン」がプレゼントされ、
 「手早く、簡単にできる“おとう飯”として、『鳥もも肉の旨煮』の実演が披露されました」
 そうだ(内閣府HPより。こちら)。

※このときの様子が見たい方は、「おとう飯」で検索するとYouTubeにヒットするので、ご覧ください。

5年前の目標を達成するため?

 政府が「6歳未満児のいる夫の育児・家事関連時間」を、2020年までに1日当たり2時間30分にまで増やすという、夢のような目標を掲げたのは今から5年前。

 当時の資料(こちら)によれば、夫の1日の育児・家事関連時間は、67分。

 内訳は「炊事・掃除・洗濯」が平日で14分、休日19分。「買い物」が平日14分、休日34分。「子どもの世話」が平日で7分、休日で18分となっている(国民生活時間調査・2010年版)。

 ふむ。内閣府はいったい何をどうしたいのだろうか?
 これだけ税金使って、キャンペーンをやって、
 「お父さん!ご飯つくってみましょうよ! ホラ、こんなに簡単にできるよ! 大臣も簡単でび~っくり!! 見た目が悪くても、こんなに美味しくできるよん!」
 と言えば、家事をする男性が増えると、マジで考えているのだろうか。……疑問だ。
 予想どおり、NHKのニュースで流れるや否や、批判が相次いだ。

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「妻から大顰蹙を浴びた「おとう飯」ができたワケ」の著者

河合 薫

河合 薫(かわい・かおる)

健康社会学者(Ph.D.)

東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。産業ストレスやポジティブ心理学など、健康生成論の視点から調査研究を進めている。働く人々のインタビューをフィールドワークとし、その数は600人に迫る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官