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「したくもない結婚もした」 “18歳少女”が憂う戦後の自己チュー主義

自分を輝かせるしたたかな生き方

2015年7月14日(火)

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 先日、フィールドインタビューにご協力いただいた女性の言葉は、そのすべてが、とてつもなく重かった。
 自由って何なのだろう? 権利って何? 自分らしく生きるって何? 仕事って、結婚って、家族って……何? 何なのだろう?
 とにもかくにも、考えさせられてしまったのだ。

 「私がね、小学校の頃の学芸会は、金持ちの子どもしか主役になれなったのよ!」――。

 こう語り始めたのは、終戦の年に18歳だったキャリアウーマンの大先輩。現在は、車椅子の夫と介護施設で暮らしている。

 「自立の精神が発達してる欧米人は、ある年齢になると自分から介護施設に入所するけど、日本は親の介護が限界になった時点で入所する。子どもは、“やれ、やれ”って辛い介護から解放されるから、面会なんか来てくれない。入所者たちは施設を、“姥捨て山”って呼んでるわ」

 かつての“18歳の女の子”は、「私なんかの話で、あなたのお役に立つなら、なんでも話すわよ」と、まるでいたずらっ子のような笑みを浮かべ、ときに厳しく、ときに優しく、ときに言葉をかみしめるように、自らの人生を振り返った。

 その語りの端々には、「私たちが忘れた大切なコト」が、散りばめられていたのである。

 そこで今回は、これまでインタビューにご協力いただいた600名以上の方の中で最高齢で、かつての“18歳の女の子”のお話を紹介しようと思う。

 とはいえ、考えさせられることが山ほどあり過ぎて、少々脱線気味の内容になってしまいそうだし、うまく“ナマの声”を生かすコラムにできるかどうかもかなり不安。
 それでもやっぱり書きます。ちょっとばかり長くなりそうですが、どうかみなさまも一緒に考えていただければ嬉しゅうございます。

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「河合薫の新・リーダー術 上司と部下の力学」のバックナンバー

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「「したくもない結婚もした」 “18歳少女”が憂う戦後の自己チュー主義」の著者

河合 薫

河合 薫(かわい・かおる)

健康社会学者(Ph.D.)

東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。産業ストレスやポジティブ心理学など、健康生成論の視点から調査研究を進めている。働く人々のインタビューをフィールドワークとし、その数は600人に迫る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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檜山 敦 東京大学先端科学技術研究センター 講師