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過労死は「気の持ちよう?!」…怒

職場の責任を個人の責任にすり替えさせちゃダメ!

2017年8月22日(火)

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 今回は「似て非なるもの」というテーマで、アレコレ考えてみる。

 まずはこちらからご覧いただきたい。

「ストレスで突然死」仕組み解明…マウスで確認(読売新聞)

ストレス起因の胃腸・心疾患、発症の仕組みがわかった!(日刊工業新聞)

「病は気から」メカニズム解明 マウスの脳に炎症 北大研究チーム(朝日新聞)

 各々の見出しを読んで、どう思いますか?

 「読売と日刊工業のは同じ内容だろ?」
 「うん、そんな気がする。だってどっちも過労死の話でしょ」
 「昨日まで元気だった人が、なぜ、心筋梗塞とかで死んじゃうのかってことか」
 「朝日のは心理実験かなんかかな?」
 「う~ん、ネズミにも“病いは気から”なんてあるのか?(笑) すっげ~な~」

 ええ、そうなんです。読売と日刊工業は「過労死(突然死)のメカニズムの解明」を、朝日新聞は、なんと「ネズミちゃんの世界にも“病いは気から”」があって、そのメカニズムが解明されたことを報じたのです。要するに「ネズミの心理実験」です!

 ………というのは、真っ赤なウソ!(朝日新聞さん、すみません)。

 実はこれ。違うのは見出しだけで、中身は全く同じもの。

ストレスの影響についての画期的な研究

 先週、話題となった北海道大学遺伝子病制御研究所の村上正晃教授らの研究グループが、世界で初めて明らかにした「ストレスが臓器の機能を低下させるメカニズム」に関する内容を報じたものだったのである。

 これまでにもストレッサー(ストレスの原因となるさまざまな刺激)に長時間さらされると、生体に変化が起こり、高血圧症、胃・十二指腸潰瘍、糖尿病、心疾患などを発症することは、心理神経免疫学領域の多くの研究で明らかにされてきた。ただ、その分子的なメカニズムは読み解けていなかったため、村上教授らの研究グループが、その解明に挑んでいたのである。

『他人をバカにしたがる男たち』
発売たちまち大増刷決定!!!

●世の男性をいっせいに敵に回しそうなタイトルになっておりますが、内容は「オジさんとオバさんへの応援歌」です(著者より)

●本の前半部分で「ジジイ化している自分が怒られてる」と思っていたら、最終的に「がんばろうとしているオッサン(私自身)」を鼓舞してくれるものになっていて、勇気をもらうことができました。
(伊藤忠テクノソリューションズ代表取締役社長 菊地 哲)

●「ジジイの壁」にすがりつく現代企業人の病根の原因を学術的に暴き、辛辣なタイトルから想像できる範囲をはるかに超えた深い大作。最終章では男女の別ない温かい眼差しに涙腺は崩壊寸前、気づくと付箋だらけに。
(ヒューマンアーツ株式会社 代表取締役 中島正憲)

●オッサンへのエール、読後感は、一杯目のビールの爽快さです。
(50代 マンネン課長から脱出組)

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「過労死は「気の持ちよう?!」…怒」の著者

河合 薫

河合 薫(かわい・かおる)

健康社会学者(Ph.D.)

東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。産業ストレスやポジティブ心理学など、健康生成論の視点から調査研究を進めている。働く人々のインタビューをフィールドワークとし、その数は600人に迫る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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檜山 敦 東京大学先端科学技術研究センター 講師