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「ベッキー謝罪会見」の私見

問われたのはプロ意識

2016年1月15日(金)

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 にわかに注目を集めた「ベッキー不倫疑惑騒動」、遙さんはどう見ましたか。(30代女性)

遙から

 タレントのベッキーさんの不倫疑惑騒動で、その日、某テレビ局は喧騒の中にあった。偶然、その日は私の出演する番組の収録日でもあった。

「すごいメディアで今日は大変でした」と番組プロデューサー。
「ベッキーさん、不倫疑惑発覚直後がこの局だったのですか?」
「そうです」
「そりゃ、よかったですねぇ」

 これが我々芸能界での会話になる。

 「不倫発覚」「そりゃよかったですねぇ」。

 つまり、視聴率の数字がとれる。その幸運を祝う会話になる。

 煌びやかな話題であれ、ダーティな騒動であれ、旬のタレントがナイスタイミングで同局に登場というのは局的には歓迎すべき出来事なのだ。

 不謹慎な…と眉をひそめる方も多いと思われるが、芸能界的にはそういうことになる。そんな芸能界的不倫疑惑騒動を今回は少々分析してみたい。

「たかが不倫」

 私がまず最初に思ったのは「たかが不倫」だ。

 またも不謹慎な…と思われただろうが、ひとたびタレントの「不倫話」が出てくると、その真偽を問わず、メディアがこぞって取り上げるのは、芸能界的にはお決まりのパターン。当事者には同情しつつも、たかが不倫くらいでこれほど問題視される時代ってなんだ。明治か大正か。なんと平和な国だろう、という感じの、ぼんやりした感想だった。

 だが、この考えはこの騒動を知れば知るほど変化していく。

 発覚したとされる証拠写真とやらを見た。ホテルで。ベッドで。窓のカーテンを開けたまま。ベッドの上で二人が並んで…。

 …正直あきれた。

 ここまで脇が甘いタレントっているのか。

 不倫自体、いけないことなのだろう。が、それよりもっといけないのは、この二人の脇の甘さにあると感じた。

 この職業を選んだ人間なら悪魔に魂を売ったくらいの自覚がなくてはいけない。常に他人の眼を意識した生活を余儀なくされ、そんな生き方になんらかの妥協点を見いだせない者は、耐えきれず、あるいは病んで、この業界を辞めていく。

「遙なるコンシェルジュ「男の悩み 女の嘆き」」のバックナンバー

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「「ベッキー謝罪会見」の私見」の著者

遙 洋子

遙 洋子(はるか・ようこ)

タレント・エッセイスト

関西を中心にタレント活動を行う。東京大学大学院の上野千鶴子ゼミでフェミニズム・社会学を学び、『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』を執筆。これを機に、女性の視点で社会を読み解く記事執筆、講演などを行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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