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うちの兄は「昭和のダメ男」である

彼は少数派だろうか。いや…

2017年1月27日(金)

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ご相談

夫は、家では何もしません。会社では役員を務めているそうですが、本当に会社のお役に立っているのか正直、疑わしく思っています。何しろ私の前では、本当に何もしません。家事の手伝いも一切しなければ、話もろくに聞いてくれません。こんな人が今の若い人たちとうまくやっていけるはずがないと思います。私はなんだかんだ言いながら長く連れ添ってきたので、残りの人生を一緒に過ごしていこうと思っていますが、もし私が病気になったりしたら…と考えると、とても心配です。せめてご飯ぐらいは自分で炊けるように、と思っているのですが、私が何を言っても馬耳東風…。すみません。ご相談ではなく愚痴になってしまいました…。(60代女性)

遙から

 毎冬、北陸へ兄夫婦と一緒にカニを食べに行く。

 だが、今年は女友達と「カニ旅行」に行くことになり、兄に伝えた。

 「そういうことだから、今年はご夫婦でどうぞ。あるいはどうしても妹もというなら、私は二度旅行してもいいから」

 昨年末のことだ。

「追加で二人」

 それからの兄は「いつ行こうか…」と兄嫁に何度も相談し、兄嫁は聞き飽きながら「いつでも」と返事をする。そんなことを繰り返していたらしい。

 年も押し迫り、私も実家に戻って皆揃った段になっても結論は出ず、そのまま年を越そうかという頃になって、やおら兄が電話をかけ出した。

 こんなタイミングでどこへ?と聞いていると、旅館だ。

 「遙洋子の泊まる日に、追加で二人」

 私と兄嫁は思わず同時に「あほちゃうか!」と声を揃え、兄の結論に呆れた。

 そして、兄の言い分にまた呆れた。

 「だって、みんなで食事をしたほうが楽しい」

 う~む、なんだろう、このどこまでも自分都合な言い草は。

 「いやいや、私は女友達と久しぶりの旅行を楽しむんやで。いろいろ話したいし、みんなで気を遣い合うのもなんだから、今回は別に行った方が…」

 こちらがそう言っても

 「大勢のほうが楽しいやないか」

 兄は全く聞き入れない。

 ほとほと呆れていると、兄嫁もこちらに加勢し、「みんなで食事」は免れた。

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「うちの兄は「昭和のダメ男」である」の著者

遙 洋子

遙 洋子(はるか・ようこ)

タレント・エッセイスト

関西を中心にタレント活動を行う。東京大学大学院の上野千鶴子ゼミでフェミニズム・社会学を学び、『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』を執筆。これを機に、女性の視点で社会を読み解く記事執筆、講演などを行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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