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「テレビ局落ちた。死ぬまで見ない」

自分の居場所の見つけ方

2016年4月8日(金)

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 テレビでは入社式のニュース。しかし、私はまだ就職先が決まりません。何としても頑張ろう、と取り組んできましたが、もう心が折れそうです。何か言葉をください。(20代女性)

遙から

 ご要望にお応えし、入社試験について書かせていただきます。

 今の若者がいかに傷つきやすく、いかに他者からの評価を自己評価につなげてしまうか。

 その痛々しさに出合う機会があり、私も自分が入社試験を受けた頃がフラッシュバックした。

自分が不甲斐なく

 それは知人の娘さんだった。テレビ局を受けるという。局でのアルバイトを経験する中で、疑問に思うこともあれこれあるようだが、やはりチャレンジしたいらしい、と知人から聞いていた。

 私は芸能界でしか働いた経験がなく、そこにある理不尽さ不条理さ不当さにはある種、麻痺しているところもあるので、その“疑問”とやらに特別、心が動かされることはなかった。「そんなところよ」といえばいいか。

 じゃあなぜそんなところに自分が長く居るのかというと、「たまたまそこでしか食えなかったから」だ。なんでそこに入ったかというと、企業の入社試験にすべて落ちたからだ。

 つまり私は芸能界が好きで好きで、目立ちたく、栄光に憧れて志願したわけではない。だからそこにセットのネガティブな側面も昔から気づくことができた。そしてそんな世界でも少数の人格者がいて、そういう人たちに教えを乞いながらやってきた。その人格者の1人の娘さんから、1本のメールが来た。こう書いてあった。

 「落ちました。もう、〇〇テレビは死ぬまで見ません。△△テレビも落ちました。ここも死ぬまで見ません。次に受ける□□テレビももし落ちたらそこも死ぬまで見ません。あれほど大勢の人が協力してくださり、助言をくださったのに。皆様に面目なく自分が不甲斐なく、泣いて部屋から出られません。どうしてもテレビ局でなければと思っていなかったはずなのに、落ちてみたら自分がこんなになるなんて」

「遙なるコンシェルジュ「男の悩み 女の嘆き」」のバックナンバー

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「「テレビ局落ちた。死ぬまで見ない」」の著者

遙 洋子

遙 洋子(はるか・ようこ)

タレント・エッセイスト

関西を中心にタレント活動を行う。東京大学大学院の上野千鶴子ゼミでフェミニズム・社会学を学び、『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』を執筆。これを機に、女性の視点で社会を読み解く記事執筆、講演などを行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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