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北新地にいる「いい男」、出会う確率は

確かにいるが、ウヨウヨではない

2016年4月22日(金)

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 職場の先輩にあたる男性から頻繁に食事のお誘いを受けるようになりました。ありがたいお話なのですが、年齢差のせいもあると思うのですが、何というか、一緒にいると間が持たないというか、話が盛り上がらないというか。気づけば、誘われるたびに、気が重くなっている自分がいます。悪い人ではないと思いますし、職場で日々、顔を合わせることもあり、あからさまに断るのもまた、気が重く…。(20代女性)

遙から

 善人か悪人か、とか、気が合うか合わないか、といった分け方とはまた別の、「意思疎通するのが絶望的に無理だ」と思うタイプの人間がいる。

 私にとって、主に団塊と言われる世代から現役で働く年配男性にそれは多い。

 その一人が恥ずかしながら私の兄だ。

私は甘かった

 先日、兄嫁から「夫の誕生祝いに、外食に連れていってもらえないか」と相談された。

 長年連れ添った夫婦、誕生日だからと、ことさらに盛り上がる話題も少なかろうし、二人で考えるイベントのネタも、とうとう尽きたのかもしれない。私は夫婦が喜びそうな店を厳選し、勢いと甲斐性のある男性たちの聖地“北新地”に連れていった。

 ホステスたちが着物姿で新地本通りを闊歩する。そんな光景を眺めるだけでも、兄にとっては桜の花見より気持ちが高まるに違いない。選んだ店は、雑居ビル内にある串カツ屋さん。食事をしに来たのか緊張しに来たのかわからなくなるような超高級店より、リラックスして食事を楽しめる店で、客層も上質で味もよい。カウンターで店員が話し相手もしてくれる。同伴出勤するカップルを眺めるのも繁華街ならではの一興。

 気分は高揚しつつ緊張せずに楽しめる夜をプレゼントした。

 …が、私は甘かった。

 いや、カウンターに座るなり私は兄にお行儀を教えた。

 「まず、他の男性と同席するホステスをじろじろ見ないこと。品定めするようなことは言わないこと。声もかけないこと。そして、誰が聞いているかわからないから、私の職業も考えて個人情報に配慮すること。家の話をしないこと。ここは大人の男女の遊ぶ土地で家の話は興ざめだからね」

 妹の小言にうんざりした表情の兄に対し、兄嫁は持っている中でも最大級のダイヤの指輪をつけてきて、ほら、と私に見せた。“新地にきた”嬉しさの象徴だ。

「遙なるコンシェルジュ「男の悩み 女の嘆き」」のバックナンバー

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「北新地にいる「いい男」、出会う確率は」の著者

遙 洋子

遙 洋子(はるか・ようこ)

タレント・エッセイスト

関西を中心にタレント活動を行う。東京大学大学院の上野千鶴子ゼミでフェミニズム・社会学を学び、『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』を執筆。これを機に、女性の視点で社会を読み解く記事執筆、講演などを行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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