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部長、駄洒落をやめていただいてよろしいですか

関係者一同、辟易としております。もうご勘弁ください

2017年6月9日(金)

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ご相談

4月の異動でやってきた上司が、駄洒落を連発する人で困っています。とても忙しい中、どうしようもなくつまらない駄洒落に、いちいちリアクションしなければならないストレスで、会社に行くのが苦痛です。面倒なので聞こえないふりをしていると、「あれ、すべっちゃったな~」と、懲りもせずにリアクションを強要してきます。最悪です。先日の職場の飲み会で「駄洒落は職場の潤滑油だからね~」などと言っているのを聞き、これからもこの環境が続くのかと考えただけで、体調が悪くなりました。「たかが駄洒落」にこんな反応をする私がおかしいのでしょうか…。(20代女性)

遙から

 駄洒落好きの男性はどこにでもいる。芸能界にも普通にいる。この迷惑さについて書いてみようと思う。駄洒落自体が迷惑というより、それを誰がどういう目的で使うかをひも解いていくと、その奥にある精神性に対して私は嫌悪がある。ただしすべての駄洒落に対してではない。それを売りにするプロの芸人さんの芸は別だ。駄洒落が見事だったり、可愛げに映ることもある。駄洒落などやりそうにない社長さんとかが、たった一回出す駄洒落だったらその意外性から好感度アップということもあるだろう。

デーブさんは別として

 例えばデーブ・スペクターさんの場合なら、彼はまず外国人で、その外国人が言葉遊びを出来るほど日本語能力に長けていることを前提として駄洒落がある。その能力に対して素直に拍手できる。デーブさんの駄洒落は、それを連発することによって、小憎らしさという付録のようなキャラクターの幅が生まれる。知的外国人タレントさんだが、小憎らしいほど日本語を巧みに操ることができる才能を楽しむ人は少なくないはずだ。

 だが、これが他の男性ならどうだろう。

 視聴率が伸び悩んでいるという番組に私の知人男性タレントが出演しており、観てみた。

 すると、男性が駄洒落を何度も飛ばし得意げになっている姿が印象に残った。

 「これだ…」と、視聴率と関係するあくまで一要因を発見した気分だった。視聴者はその番組では圧倒的に主婦層。なら、女性に嫌われる行為を連発していては数字獲得も難しかろう。

 大きなお世話なのは分かっている。だが駄洒落好きの男性たちのいったい何人が、女性たちに決して喜ばれてはいないことを知っているだろうか。

「遙なるコンシェルジュ「男の悩み 女の嘆き」」のバックナンバー

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「部長、駄洒落をやめていただいてよろしいですか」の著者

遙 洋子

遙 洋子(はるか・ようこ)

タレント・エッセイスト

関西を中心にタレント活動を行う。東京大学大学院の上野千鶴子ゼミでフェミニズム・社会学を学び、『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』を執筆。これを機に、女性の視点で社会を読み解く記事執筆、講演などを行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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川野 幸夫 ヤオコー 会長