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坂上さんの怒りと上沼さんの苦言

高畑さんの会見でテレビは何を映し出したのか

2016年9月9日(金)

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 テレビで高畑淳子さんの会見を見て以来、もやもやが消えません。いろいろな感情がないまぜになって、それが整理できないまま、ずっともやもやしています。その後もテレビではさまざまな取り上げられ方をしていて、あれこれ目に耳に入ってはきますが、残念ながら一向に、もやもやは晴れません。どうにかならないものでしょうか。(30代女性)

遙から

 テレビで『バイキング』という番組をたまたま見た。司会の坂上忍さんはなにやらただならぬ気配で怒っている。気になって見続けていると、彼の怒りはどうやら、トークコーナーなのにコメントを発しようとしない他の出演者に向いていた。彼らが積極的に語ろうとしなかったテーマは、女優の高畑淳子さんと長男の高畑裕太容疑者に関するものだ。

静かなるトークコーナー

 番組での議題は、タレントの上沼恵美子さんが高畑淳子さんについて語った「過保護が服着て喋ってる」という辛口コメントだった。

 このコメントをきっかけに様々な議論を展開するというトークコーナーのしつらえなのに、一向に喋ろうとしないタレントたちを坂上さんが名指しで怒るたびに、彼らは「喋らない理由」について喋った。

 「前の記者会見からなにも新しい情報がないから…」
 「上沼さんとは共演もしているし…」
 「被害者を思うとそもそもこういう放送っていかがなものか…」

 それらのコメントにまた、坂上さんは激怒した。

 「俺だって喋りたくないよ。でもだったら生放送で黙ってどうすんのよ」と。

 その通り、と、思った。トークコーナーの出演者が黙っていては番組は成り立たない。無音が続けば放送事故だ。

 坂上さんは自分の意見を述べ、少ないながらも述べられた他の出演者のコメントとともにコーナーは進んだ。

 その様子を見ながら、今回の問題をテレビというツールで扱うことの「荷の重さ」を感じた。

「遙なるコンシェルジュ「男の悩み 女の嘆き」」のバックナンバー

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「坂上さんの怒りと上沼さんの苦言」の著者

遙 洋子

遙 洋子(はるか・ようこ)

タレント・エッセイスト

関西を中心にタレント活動を行う。東京大学大学院の上野千鶴子ゼミでフェミニズム・社会学を学び、『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』を執筆。これを機に、女性の視点で社会を読み解く記事執筆、講演などを行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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