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「いい子」を脱ぎ去れ、熊切あさ美

勝手にマーケティング的応援試案

2015年9月11日(金)

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 周りに嫌われるのが怖くて、つい「いい子の発言」をしてしまいます。いつも本音で話せる人になれたら、と思うのですが、現実にはなかなか難しいです。(20代女性)

遙から

 誰が結婚しようが、どのタレントに第2子が生まれようがあまり興味のない私だが、恋愛結婚報道にかまびすしい芸能界ネタから、"マーケットを探る"という研究はできるもので、そこから学べることもある。今回はたまたま「堀北&山本電撃結婚」に至る、40通のラブレター、新幹線でのサプライズプロポーズといった、ドラマティックな出来事を番組で扱った。そこで、恋を結婚に発展できなかった、あと一歩で逃した熊切あさ美さんと共演した。スタッフの抜け目のないキャスティングを横目に思い浮かんだ"マーケット"についてのあれこれを、少々整理してみたい。

「いい女のなり方を勉強します」

 番組冒頭、堀北真希さんの結婚に至る経緯をパネルで振り返るシーンで、熊切さんが言ったひと言に私はひっかかった。

 彼女はこう言った。

 「いい女のなり方を勉強します」

 …なんだその殊勝さは。いい女? 結婚をあと一歩で逃した女はいい女ではなく、ゲットした女はいい女か。自らを卑下し、心中穏やかではいられないであろう他人の結婚話を前にして「勉強します」と言えるいい子ちゃんに、「そんないい子だから取られたんだよっ!」という本音は言わずにおいた。「いい女のなり方」というのも何やら収まりの悪い言い回しだが、これも言わないでおく。

 情報では堀北さんは頑なにケータイ番号を教えなかったという。ちなみに熊切さんに聞くと「すぐ教えた」と照れながら言った。

 …すぐ教えた。なんの引っ張りも思わせぶりもなく。

 堀北さんはグループでの飲み会も「私、そういうの行かないんで」と山本さんのお誘いを断ったという情報だった。

 熊切さんに聞いてみる。

 「誘われたら、すぐついて行った?」
 「すぐ行きました」
 「……」

 互いを見つめ合って、女同士ならではの情けない顔をした。

 相手を好きになった自分の気持ちに正直に、と考えれば、すぐに電話番号を教え、誘われたら迷わずついていく、は彼女にとっては正答なのだろう。でも結果、付き合っているつもりが「別れました」と公表されてしまった。かたや、40通のラブレターに返事もせず、誘いにも乗らず、連絡先も教えなかったら、たまらなくなった男性からプロポーズされた。女と男、人と人のことだから、何が正解と言えるはずもないが、こと「結婚に向けた自分マーケティング」的に考えれば、彼女にとっての教訓はありそうだ。

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「「いい子」を脱ぎ去れ、熊切あさ美」の著者

遙 洋子

遙 洋子(はるか・ようこ)

タレント・エッセイスト

関西を中心にタレント活動を行う。東京大学大学院の上野千鶴子ゼミでフェミニズム・社会学を学び、『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』を執筆。これを機に、女性の視点で社会を読み解く記事執筆、講演などを行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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