• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

「高慢コンサルタント病」に囚われるな

過去は過去、腹をくくれ

2015年10月9日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

(ご相談をお寄せください。こちらのフォームから)

ご相談

 手がけた仕事で成果を上げ、市場を開拓してきた自負があります。しかし今は隅に追いやられ、自分は何をやってきたのだろうかと自らに問う日々です。時間をかけて磨いてきた自分のやり方を認めてもらえない歯がゆさばかりが募ります。(50代女性)

遙から

 バリキャリのコンサルタントで企業セミナーを長年やっている友人がいる。セミナーごとの評価が次の指名につながるので、勤め人とはいえ、コンサルタントとして他社から指名が入る=自己評価と直結するらしい。友人は長年その実力を誇っていた。が、どれほど頑張っても“給料”という枠内の報酬なのに、指名の数でモチベーションをアップできるのが、私のようなフリーな職業にとっては不思議だった。コンサルタント派遣企業というのはなんと人間の心理をうまく突いた経営か、と、感心していた。

 その豪語していた友人の肩が、久しぶりに会うとがっくり落ちていた。そして繰り返し会話に入る言葉が気になった。

 「私、頑張ってきたよな…」

 自己憐憫とも、最後の鼓舞とも読み解けるその言葉。豪語から一転なぜそうなったのか、聞いてみた。

ダメになるには訳がある

 友人が言うには、自分のように中途採用のコンサルタントが仕事をごっそり持っていくことが、新人からコツコツと叩き上げてきた正社員たちにとって面白くない。その嫉妬心で、新人だった人たちが今、中堅になり、自分の仕事を奪っている…、という彼女の分析だった。

 果たしてそうか…。

 彼女と喋っていると、ある会話パターンに気づいた。

 どの会話も常に、“教えている”のだ。たとえば彼女は私にこう言う。

 「なぜいつまでガラケーなの? 人はあなたを、そのセンスごと判断するよ」

 「私は毎日パソコンと向き合っているから、外出時には電話とメールの機能だけで十分なの」

 「それはスマホの機能の素晴らしさを知らないからそう言うの。ほら。万歩計も今はスマホでできるのよ」

 と、自身が1日何歩歩いたかをグラフにしたものを見せてくれた。

 私はスマホの画面を見つつ、言う。

 「私はクラッシックバレエをしているので、運動不足というのはないのよ」

「遙なるコンシェルジュ「男の悩み 女の嘆き」」のバックナンバー

一覧

「「高慢コンサルタント病」に囚われるな」の著者

遙 洋子

遙 洋子(はるか・ようこ)

タレント・エッセイスト

関西を中心にタレント活動を行う。東京大学大学院の上野千鶴子ゼミでフェミニズム・社会学を学び、『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』を執筆。これを機に、女性の視点で社会を読み解く記事執筆、講演などを行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

現在の携帯電話は、昔の電話と比べて100倍豊かでしょう。クルマもきっとそうなります。

ジェンスン・フアン エヌビディア創設者兼CEO(最高経営責任者)