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急成長新進企業様、さようなら

老舗の老舗たるゆえんを改めて

2015年10月23日(金)

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 老舗企業に勤めています。急成長で追い上げてくる新進の企業に負けないためにどうすれば…。(40代男性))

遙から

 急成長する企業の落とし穴を目の当たりにするには、家事代行業を一例として提案したい。昨今、何社も登場し、客のニーズへの対応と価格競争で激戦を繰り広げている。なぜ私がこんなわかったようなことを書くかというと、家事代行業を利用してもう数十年になる超ベテラン利用者だからだ。

ニーズ急増、サービス急落

 家事代行は一昔前の介護ヘルパーと似て、プライベート空間にいかに他人を許容できるか、の、利用者側の覚悟が最初のハードルだ。

 次のハードルは、招く側も入る人もどちらも"主婦"の場合、家事の手法がストレスを左右する。「もうっ、こんなだったら自分でやるわっ」と家事代行を拒絶したのが私の兄嫁だ。"こんなでも"やってほしい私のニーズと、現役主婦のニーズには温度差がある。

 だが、単身や高齢者が多い現在、引っ張りだこで人手不足なのは介護業界のみならず、家事代行業も同様だ。

 仕事に没頭したいバリキャリのみならず、高額でないなら清潔の質を保ちたい、というニーズが増え出した。妻をめとらなくても部屋をきれいにできることに社会が気づきだした。

 すると、何が起きるか…。

 私が最も長期間利用してきた代行業は、次々とスタッフが辞めていった。理由はキツイ、安い、だ。私は気に入ったベテランスタッフを指名し続けていたが、そのスタッフはある日、現場から引き揚げ、新人教育係へと異動させられることになった。

 すると、どうなるか…。

 「ヘタクソ」ばっかりが私の家に来るようになった。ヘタクソでもいい。毎回学習していってくれればそれでいいのだが、人員不足のツケは、企業側がスタッフを固定できないところに現れる。

 これはかなり深刻な問題だ。なぜなら、毎回、各種類、各バリエーションのチョー家事下手なスタッフが来るのだから。

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「急成長新進企業様、さようなら」の著者

遙 洋子

遙 洋子(はるか・ようこ)

タレント・エッセイスト

関西を中心にタレント活動を行う。東京大学大学院の上野千鶴子ゼミでフェミニズム・社会学を学び、『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』を執筆。これを機に、女性の視点で社会を読み解く記事執筆、講演などを行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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