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「DNA検査」が暴き出すもの

その「関係」は“本物”か

2015年11月27日(金)

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 これまで仕事優先で、結婚、出産への思いは後回しにした生活をしてきました。最近「子供が欲しい」と考えるようになったのですが、同時に「今までのように仕事ができなくなって後悔しないか」という自分への問いが始まって、気づけば堂々巡り。そもそも「結婚」に憧れがあるわけではないので、シングルマザーという選択肢も頭をかすめますが、その大変さが並大抵でないことは容易に想像がつきますから、現実解は「そろそろ結婚して子育てに頑張る」なのでは、と思いつつ、日々の仕事にはやりがいを感じているので「婚活」には力が入らず…。さて、私はどうしたらいいのでしょうか…。(30代女性)

遙から

 昨今、「DNA検査」周辺が騒がしい。実父か否かの問題は芸能人のみならず、少なからぬ検査依頼があり、そのうち何割かは「実は実父ではない」という結果が出るのだそうだ。と、テレビで解説されていた。

 芸能人ならば妻側の不貞やしたたかさが叩かれ、夫側は悔し涙で天を仰ぎ見る、という映像が、「そりゃもっともだ。可哀相に。悔しいだろうに」と視聴者の共感を呼ぶ。と、テレビ的には格好のネタとなり、連日画面を賑わせることになる。

叩く男と叩かない女

 そんなテレビの前で「検査に出したら、自分の子じゃなかった、という例がけっこうあるそうやで。女はおっとろしーなー」と言いながらウヒャッヒャと笑う私の兄は、いわゆる「男目線」のうちの、例外的な存在ではないだろう。

 テレビの向こうで裏切られた夫に関しては、実はそれほど同情や共感をしているわけではなく、「こいつ、ダマされちゃって哀れだな…」と遠巻きに眺める一方で、裏切った妻に関しては「それにしてもこいつ、とんでもね~な!」と容赦ない。

 対して女性側の反応は、私の周りを見る限り、積極的にオンナ叩きをしていないように感じる。男性側を覆う圧倒的な「裏切られ感」と、女性側の「そりゃ駄目だけど…」と留保感たっぷりの反応。その違いはどこからきているのか。

 実際、私もまた、妻側を叩く気にはなれない。科学と裁判所が「親子関係にない」と発表した、その決定打に打ちのめされる夫側の心痛は理解できるし同情は申し上げる。しかしそれでも、一方的に叩く気にはならない。

 テレビが想定する見方とは違う私と私周辺の女性は、例外中の例外だろうか。そのあたりはよくわからないが、「なぜこういうことが起きたのか」について、私なりの考え方を、子を孕む側の性にたまたま生まれ、女であることを別に自分で選んだわけでもない側から言わせていただければ、単に“生きるため”だろう。

「遙なるコンシェルジュ「男の悩み 女の嘆き」」のバックナンバー

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「「DNA検査」が暴き出すもの」の著者

遙 洋子

遙 洋子(はるか・ようこ)

タレント・エッセイスト

関西を中心にタレント活動を行う。東京大学大学院の上野千鶴子ゼミでフェミニズム・社会学を学び、『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』を執筆。これを機に、女性の視点で社会を読み解く記事執筆、講演などを行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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