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和田豊・阪神前監督に学ぶ

「本気×本気」こそが、力を生む

2015年12月11日(金)

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 世間的には大きな企業に勤めており、上司として、部下を育てることの大事さはわかっているつもりですが、実際はなかなか…。やれることはやっているつもりですが、部下も意欲があるのかないのか…。特効薬のようなものはないでしょうか…。(50代男性)

遙から

 独占取材ができた。人生初のことだ。そういう類のものがメディア担当者の興奮で誇りであるらしいのは、新聞記者や芸能レポーターたちで見てきた。が、初めて自分がそれをすることになって、いかに興奮と誇りに似た感情を味わえるのかを知った。

 その取材相手とは、阪神タイガース前監督、和田豊氏だ。

「あほちゃうか」あり得ないはずが…

 5万人の興奮のるつぼで采配を振るうとはどういう職業だろう。負けて5万人に罵声を浴びせられるってどんなだろう。圧倒的男社会でその頂点の指揮官に這い上がったらどういう感じか。試合中のベンチではほとんど表情を変えなかった監督の、ユニフォームを脱いで1カ月半後の、初の取材をさせてもらうことができた。

 その企画を提出したのは私が出演しているバラエティ番組のプロデューサーだ。事後報告だった。

 「遙さんと監督の対談企画書を球団に出しました」

 私は心から思った。

 …あほちゃうか。そして言った。

 辞めたばかりで、新監督があっちの番組こっちの番組と取り上げられている中、出演OKが出るわけないやろ。今、前の監督が何かひとこと発言したら、それを鵜の眼鷹の眼で狙っているスポーツ新聞で取り上げられる。今、彼は息を潜めて新シーズンになるのを待っているはず。敗軍の将、兵を語らずのタイプであることがわからないのか。彼は寡黙に唇を噛みしめて過ごしているだろうし、こんな時にそれもよりによってバラエティ番組に出ないと思うよ、と。

 ところがプロデューサーは言った。

 「阪神球団広報からは、前向きな返事をいただいてますよ」

 「うっそ~。でも本人に企画が行ったら断られるよ」

 あの渋味がかった監督当時の姿からは想像できない、そして、入団時から和田氏を知る私の理解からもあり得ない取材だった。

 …が、この世にはあり得ないことが起こるもので、後日、OKがでた。

「遙なるコンシェルジュ「男の悩み 女の嘆き」」のバックナンバー

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「和田豊・阪神前監督に学ぶ」の著者

遙 洋子

遙 洋子(はるか・ようこ)

タレント・エッセイスト

関西を中心にタレント活動を行う。東京大学大学院の上野千鶴子ゼミでフェミニズム・社会学を学び、『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』を執筆。これを機に、女性の視点で社会を読み解く記事執筆、講演などを行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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