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女が認める女とは

あごクイの悲劇を、気迫で乗り越えたその先に

2015年12月25日(金)

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 今朝、出勤の準備をしている時に鏡を見ると、そこには自分でも驚くほど暗い顔が映っていました。疲れ切っているとか、肌が荒れているとかいうわけでもないのですが、何とも覇気がない。仕事も頑張ってきて、自分なりのやりがいも感じていますが、職場での居所が狭まっているような感覚が年々強まり、気づけば、若手の女性社員の元気ぶりに気圧されている自分がいます…。(40代女性)

遙から

 女性を煌びやかに美しくさせるものは何か。

 私は“気迫だ”と断言したい。

 ある美容外科クリニックの医師に聞いたことがある。

 「プチ整形云々じゃなく、大胆なリフトアップとかでもなく、サプリなどでもなく、もっとこう画期的なというか、最先端のというか、ビシッと女性を美しくさせるものってないんですかねぇ、先生。学会出てます? 最先端の美容情報、掴んでます?」

 旧知のよしみで何とも失礼な質問をしてみた。

あごクイの悲劇

 ものすごい数の“美しくなりたい”女性たちのマーケットがそこに転がっている。お茶を濁したような処置やらメイクではなく、もっと抜本的に、「おおっ、そうきたか!」と人を驚愕させるような科学的なアプローチはないものか。男性目線の科学的アプローチというと、ロケットやらドローンやらの技術革新などが心をときめかせるのかもしれないが、女性にとってはそれより何より、今日の老け顔のカイゼンのほうが、なんと身に迫る課題であることか。

 以前、同世代のタレントで集まり、「今話題の、あごクイってやつで写真撮ろうよ」と声があがった。ちなみに、あごクイとは、相手のあごをクイっと自分の方に向ける動作のことで、女性向けコミックなどでカッコいい男性が女性に迫る時に繰り出すワザをこう呼ぶのだという。

 その場のノリで、おぉ、あごクイやろう!ということになった。おそらく皆、あごをクイとやると、少々たるみ気味の首のあたりもすっきり写るんじゃないかと期待していたと思われるが、いるのは女ばかり。女同士で互いにクイっというのもなんなので、結局それぞれ自分で自分のあごをクイっとやって写真を撮った。

 撮れたての写真を見て、その場で全員が椅子から転がり落ちた。さながらリアル新喜劇。微妙に老け顔の女子たちは、あごクイをしたら、とんでもないことになった。

 …これまで以上に、老けたのだ。

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「女が認める女とは」の著者

遙 洋子

遙 洋子(はるか・ようこ)

タレント・エッセイスト

関西を中心にタレント活動を行う。東京大学大学院の上野千鶴子ゼミでフェミニズム・社会学を学び、『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』を執筆。これを機に、女性の視点で社会を読み解く記事執筆、講演などを行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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澤田 秀雄 エイチ・アイ・エス会長兼社長、ハウステンボス社長