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ディスコミュニケーションを「英語」の辞書で調べてみると…

ほとんどの辞書には「項目すら」存在しないというお話

  • もり・ひろし

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2015年7月17日(金)

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 日本語の語彙には、実に多くの和製英語があります。gas stationを意味するガソリンスタンドや、prime timeを表すゴールデンタイムなど、事例を挙げればきりがありません。

 そんな和製英語には、典型的な造語パターンが幾つか存在します。

 1つは既存の英単語を組み合わせるもの。言葉を組み合わせた結果として、英語には存在しない表現が出来上がるパターンです。例えば、アフター(after)とサービス(service)を組み合わせたアフターサービスはそんなパターンの1つ。ちなみに英語ではcustomer serviceぐらいの表現が一般的なのだそうです。

 もう1つは既存の英単語(または複合語)をそのまま使うもの。ただし日本で独自の意味が生じたパターンです。例えば日本語でサイダーは無色の炭酸飲料を意味しますが、英語のciderはりんご酒を意味します。

 そんな和製英語の造語パターンのなかで、筆者が特に興味深く思っているのが「英語風にアレンジしたのに、英語の辞書にはほぼ存在しない言葉を創作してしまうパターン」です。

 例えばコミュニケーション(communication)という言葉に、否定を意味する接頭辞のディス(dis-)を付けてできた、ディスコミュニケーションという言葉。discommunicationはいかにも英語っぽい綴りですが、例えばOxford Dictionary(ウェブ版)など多くの英英辞典や英和辞典はこの言葉を掲載していません。(注:ただし例外もある。例えば「英辞郎」はdiscommunicationを「非標準英語」との但し書きつきで掲載している)

 今回は「日本人が英語に語源を持つ外来語を英語っぽくアレンジした結果、英語の辞書には(ほぼ)存在しない言葉を創作してしまった」というお話をお送りします。

ディスコミュニケーション ~英語っぽい「足し算」~

 まずは「ディスコミュニケーション」から分析しましょう。一般にディスコミュニケーションは「意思伝達ができないこと」(デジタル大辞泉より)を意味します。英語ではmiscommunicationとすべき言葉です。

 国語辞典では、ディスコミュニケーションという言葉を載せるかどうかの判断が分かれています。筆者が確認した範囲では、広辞苑(第5版・第6版)、岩波国語辞典(第7版)、新明解国語辞典(第7版)、明鏡国語辞典(第2版)が「載せていない派」。デジタル大辞泉、日本国語大辞典(第2版)、三省堂国語辞典(第7版)が「載せている派」でした。

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