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日本人はいつからピースサインをしているのだろう?

決めポーズの現代史(前編)

  • もり・ひろし

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2015年8月1日(土)

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 筆者は最近「決めポーズ」に関係する新語が増えているように感じています。ここで言う決めポーズとは、写真を撮影する時に作る「姿勢」のことです(なお本稿では写真撮影時の「顔の表情」も含む、ということにさせてください)。

 ものは試しに、グーグルニュースで「ポーズ」という言葉を検索してみましょう。すると執筆時現在で「話題の『ピストルポーズ』を流行らせた人気モデルとは?」(GirlsNews2015年7月16日)とか、「グラドル・佐山彩香が水着でペコちゃんポーズ!試行錯誤の様子に『かわいい』『魅力的』」(GREE NEWS2015年7月15日)といった記事を拾うことができました。

 以上の記事には2つの共通点があります。1つは「決めポーズ」の話題であること。もう1つは「SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)におけるタレントの写真投稿」を紹介していることです。どうやら決めポーズに関係する言葉が増加している背景には、SNSが大きく関与しているようです。

 そもそも決めポーズの歴史は、写真メディアの歴史――フィルムカメラからスマートフォンに至る歴史――と共にありました。新しい写真の楽しみ方が登場すると、新しい決めポーズも登場するのです。

 そこで今回の「社会を映し出すコトバたち」は、写真メディアと決めポーズの歴史を前後編に分けて追いかけてみたいと思います。まず前編の今回は、1970~90年代の歴史を紹介しましょう。

フィルムの時代(1)カメラとカラー写真の普及期

 まず1960年代~70年代前半の話から始めます。当時、日本の写真市場では「カメラの普及」と「カラー写真の普及」という出来事が同時に進んでいました。

 ウェブサイト「富士フイルム 50年のあゆみ」によると、カメラの世帯普及率は1965年に50%だったものが、1973年には70%超にまで達したといいます。またカラー写真の比率(現像枚数の割合と思われる)も、1965年には10%だったものが1970年代半ばには80%に達しました。つまり1960~70年代前半は、カメラやカラー写真が急速に普及した時代だったのです。

 折しも当時の日本は、高度経済成長のまっただ中(期間はおおむね1954年~1973年)。また1960年代の日本ではレジャーブームも起こっていました。つまり経済成長とレジャーブームが、写真の需要を喚起したと言えるわけです。

 そんななか登場したのが「ピースサイン」という言葉でした。

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