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四宝とイナゴ――「爆買い」の関連語たち。

購買行動の通年化と国際化がトレンド

2015年9月5日(土)

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 爆買いシリーズの最終回です。

 前々回は、今年の新聞で爆買いを扱う記事数が急増したことを紹介。また前回は、テレビの報道・情報番組(※)が爆買いをどう伝えてきたのか、紹介しました。

(注:本稿ではNHK「ニュース7」のような報道番組、フジテレビ「めざましテレビ」のような情報番組、日本テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」のようなワイドショーを、報道・情報番組と総称します)

 最終回の今回は、爆買いの関連語を紹介しましょう。紹介する分野は4つ。(1)爆買いの基本用語、(2)売れ筋の商品、(3)便乗表現としての爆◯◯、(4)海外の爆買い。紹介する言葉から、どんな背景が見えてくるでしょうか。

 なお今回は、事典形式で言葉を紹介することにします。

爆買いの基本用語(1)

 まずは基本用語から。テレビ・新聞・雜誌などのメディアで爆買いの話題が登場するとき、セットで登場する時事用語を中心にまとめてみました。新語ではない言葉も含まれますが、いずれも爆買いの周辺状況を理解するために重要な言葉です。

【インバウンド消費】英語でinboundとは「入ってくる」を意味する形容詞。日本の観光業界でインバウンドと言えば、外国人の訪日旅行のことを意味します。従ってインバウンド消費とは、訪日外国人観光客による消費を意味するわけです。

 前回の繰り返しになりますが、今年4~6月におけるインバウンド消費の額は8887億円。これは四半期として過去最高の数字でした。また消費額の約40%を中国人観光客が占めました。このことから、爆買いの影響力がいかに大きいかを実感できます。

【ゴールデンルート】訪日中国人観光客にとっての定番観光ルート。具体的には東京・富士山・大阪をめぐるルートを意味します。ということは、爆買いもこのルート上で発生する社会現象であったわけです。

 ところが最近では中国人観光客の旅行慣れに伴い、目的地の多様化が進んでいるようです。それにつれ、爆買いの現場も全国各地に拡散しつつあります。例えばTBS「ひるおび」2015年7月24日放送分は「急増 訪日外国人 4割増過去最多 中国人客“爆買い”地方へ」という特集を組んでいました。

【銀聯(ぎんれん)】オンライン決済サービスを提供する中国の企業名。またはその決済サービスやカードのこと。その実態は、銀行をまたいだ形で共通利用できるデビットカードです(一部クレジットサービスも提供)。日本で言えば、東京三菱UFJ銀行のキャッシュカードでも、ゆうちょ銀行のキャッシュカードでも、共通して利用できるデビット型決済サービス、といった感じでしょうか。

 最近では銀聯の名前やマークを知る日本人も、以前に比べて増えたように思います。しかしながら、これがクレジットではなくデビット主体のサービスであることは、あまり知られていないようです。爆買いで現金が飛び交う光景にも驚かされますが、爆買いでよく使用されるカードがデビット方式であることにも驚かされます。

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「四宝とイナゴ――「爆買い」の関連語たち。」の著者

もり ひろし

もり ひろし(もり・ひろし)

新語ウォッチャー(フリーライター)

CSK総合研究所を経て、1998年から新語専門のフリーライターに。辞書・雑誌・新聞・ウェブサイトなどに原稿を提供中。2009年より『現代用語の基礎知識』(自由国民社)で「流行現象」のコーナーを担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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