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2015年の新語十選

福祉関連の新語に存在感あり

2015年12月19日(土)

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 年末の恒例行事「新語十選」をお送りします。筆者が独自の観点で選び出した今年の新語をご紹介しましょう。

 例によって「3つの選考基準」を示します。第1に、その言葉が話題になるきっかけが今年あったこと。付け加えると、今年誕生した言葉でなくてもよしとします。第2は、その言葉が今後定着しそうであること。または史実として残ると思われること。そして第3に、社会がその言葉に大きな関心を寄せたこと。これらを選出の基準とします。

 ちなみに本コラムが選んだ、2010年から2014年にかけての新語十選は、各々以下の通りでした。

 新語十選では、過去に選出した言葉は選外とする方針を採っています。例えば「ドローン」や「イスラム国」といった言葉は今年も話題になりましたが、これらの言葉は「2014年版」の新語十選で選んだため、今年は選外として扱います。

 ではいよいよ、2015年の新語十選を紹介しましょう。各語に順位は付けません。本稿での紹介順は「執筆時にグーグルでの検索結果が多かった順」です。

マイナンバー ~構想50年弱~

 内閣官房が開設した案内ページによると、マイナンバーの公式な名称は「社会保障・税番号制度」となっています。これは住民票を有するすべての人に固有の番号を割り振り、社会保障や税などに関する事務処理にその番号を利用する制度のことです。

 そもそも「国民に個別の番号を付与して、納や社会保障における事務効率化や公平性確保などを実現しよう」という動きは、佐藤政権が1968年に打ち出した構想まで遡ることができます。

 この動きが再び活発化したのは野田政権でのことでした。ただし法律を成立させたのは安倍政権です。そして2015年10月から各家庭に対する番号の通知(郵送)が始まったため、マイナンバーは本格的に注目される言葉となりました。運用開始は2016年1月を予定しています。

 例によって新聞記事数の推移をグラフで示します。詳しい条件についてはグラフの注釈をご参照ください。マイナンバーの記事が初めて登場したのは2011年のこと。当時マイナンバーという愛称が決定したことが影響しています。新語・流行語大賞では、2013年(法案成立時)と2015年(番号の通知開始時)の2度、マイナンバーがノミネート語となりました。

爆買い ~元々はテレビの言葉だった~

 爆買いという言葉はもともと「たくさんものを買う」ことを意味する俗語でした。しかしながら近年では、日本にやってきた中国人観光客による旺盛な消費行動を、特に意味するようになっています。

 この言葉が流行するようになった経緯は、本コラムのバックナンバー「テレビは『爆買い』をどう伝えたのか?」で紹介した次第です。簡単に状況を復習すると、日本でこの種の消費行動が盛んになったのは2008年のこと。2009年以降、夕方のテレビ(ニュース情報番組)がこの表現を使うようになり現在に至ります。

 いっぽう新聞記事では、爆買いという言葉を含む記事の数が2015年になって突然増えました。今年の春節商戦以後、爆買いという言葉を使用するメディアが、テレビ以外にも広がりました。

「社会を映し出すコトバたち」のバックナンバー

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「2015年の新語十選」の著者

もり ひろし

もり ひろし(もり・ひろし)

新語ウォッチャー(フリーライター)

CSK総合研究所を経て、1998年から新語専門のフリーライターに。辞書・雑誌・新聞・ウェブサイトなどに原稿を提供中。2009年より『現代用語の基礎知識』(自由国民社)で「流行現象」のコーナーを担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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