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スペースX、ITベンチャー流の危機回避策が奏功

迅速な打ち上げ復帰で賭けに勝つ、次の課題はバックオーダー一掃

2017年1月23日(月)

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 2016年9月1日に、フロリダの射点上で打ち上げ前の試験中だった「ファルコン9」ロケット29号機が爆発してから4カ月半、スペースXは賭けに勝った。

青空に向けて上昇するファルコン9ロケット30号機(画像:スペースX)

 2017年1月14日、スペースXは米西海岸のカリフォルニア州にあるヴァンデンバーグ空軍基地から、ファルコン9の30号機を打ち上げた。ペイロードは衛星携帯電話会社イリジウム・コミュニケーションズの次世代通信衛星「イリジウム・ネクスト」10機。打ち上げは成功。また、ファルコン9第1段も大気圏再突入の後、洋上に展開していた回収プラットホームへの着陸に成功した。

ファルコン9ロケット30号機打ち上げの実況。スペースXは常に打ち上げを動画中継し、
記録をネットに残している(動画像:スペースX)

 スペースXは多数のバックオーダーを抱えており、当初予定では2016年に20機のファルコン9を打ち上げる予定だった。それが8機を打ち上げたところで9機目が爆発してしまい、打ち上げは停滞した。

 おそらくは顧客の動揺と発注取り消しを防ぐためだろう。爆発事故の後、スペースXは、徹底して強気の対応を取った。30号機の成功で、スペースXは顧客をつなぎ止めることにとりあえず成功した。

 しかし、これは危機の終わりを意味しない。これから同社は溜まりに溜まったバックオーダーを一気に片付けなければならない。ウォールストリート・ジャーナルによれば、そのためには2017年は27機を打ち上げ、2019年には週に1機のペースに上がる、という。年に27機でさえ、2016年の米国全体の打ち上げ回数よりも多い。

 はたして一民間企業が今年27機もの打ち上げを実施出来るかどうか――スペースXの大胆な賭けは続く。

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「スペースX、ITベンチャー流の危機回避策が奏功」の著者

松浦 晋也

松浦 晋也(まつうら・しんや)

ノンフィクション作家

科学技術ジャーナリスト。宇宙開発、コンピューター・通信、交通論などの分野で取材・執筆活動を行っている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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