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中国の先進ロケット、対抗馬はアマゾンのベゾス

米国が実用化できなかったエンジンを「長征6」で搭載

2015年10月27日(火)

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 中国は現在、現行の「長征2」「3」「4」に代わる次世代ロケット「長征5」「6」「7」、そして「11」を開発中だ(「8」は欠番で「9」と「10」は検討中の構想)。前回にご紹介している、9月20日に初打ち上げに成功した長征6は、「次世代長征の第一弾」ということになる。

 これら次世代長征のエンジンは「酸素リッチ2段燃焼サイクル」という、これまでロシアしか実用化できていなかった高度技術を採用している。この技術は、まだ米国も実用化できておらず、長征6の打ち上げ成功により、中国のロケット技術は初めて米国に対して一歩リードすることとなった。

 もちろん米国でも、酸素リッチ2段燃焼サイクルのエンジンの開発が進んでいる。だがその開発主体は米航空宇宙局(NASA)でも米国防総省でも、その他のいかなる政府組織でもない。アマゾンCEOのジェフ・ベゾスが設立した宇宙ベンチャーの「ブルー・オリジン」である。国家と、ITを駆使した超国家的企業が同じ技術を巡って競う――冷戦終結から四半世紀以上を経て、宇宙開発の世界では、国家がその威信を競い合う冷戦期の構図から、国家対企業という新たな枠組みが出現しつつある。

打ち上げに成功した長征6の初号機(画像:上海航天)。第1段に、YF-100エンジンを1基、第2段にYF-115エンジンを1基使用する。第3段は、酸化剤に過酸化水素を、燃料にケロシンを使うYF-85エンジンを搭載している。

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「中国の先進ロケット、対抗馬はアマゾンのベゾス」の著者

松浦 晋也

松浦 晋也(まつうら・しんや)

ノンフィクション作家

科学技術ジャーナリスト。宇宙開発、コンピューター・通信、交通論などの分野で取材・執筆活動を行っている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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