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「過去20年で最も厳しい北朝鮮制裁」の意味

真の争点は、米中「アジア争奪」の駆け引き

2016年3月2日(水)

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ワシントンで開催された米中外相会談。「北朝鮮制裁」の裏側で「アジア争奪戦」の駆け引きが続く。(写真:ロイター/アフロ)

 北朝鮮の核実験に対する国連制裁決議をあれほど渋っていた中国が一転、同意した。王毅外相が2月23日から25日に訪米し、ケリー国務長官らと会談、制裁案について合意に至った。報道によれば、50日に及ぶ長期交渉の結果という。ロシアは「検討に時間が必要」と言っているので、採決にはまだ時間がかかるかもしれないが、中国はすでに金融機関が対北朝鮮業務をストップしているという報道もあり、すでに独自制裁に踏み切っているもようだ。中国はなぜ、態度をここにきて変えてきたのだろう。

本気でやれば体制維持に影響も…

 米国が国連安保理に提出した北朝鮮決議草案は、過去20年の中で最も厳しい制裁だと言われている。禁輸措置は石炭、鉄鉱石、金、レアアースなど鉱物資源全般に及び、これらは北朝鮮の対外輸出総額の40%を占める。また、北朝鮮への航空燃料、小型兵器、軽武器などの輸出も全面禁止。同時に制裁参加国国内の銀行における金融資産の凍結を行い、北朝鮮への出国も禁止。北朝鮮を行き来する船舶はすべて厳格な審査を受け、制裁措置の履行を保証する。高麗航空機の国連加盟国領空の飛行も禁止する。また、北朝鮮の非合法活動を行う外交人員の退去も行う。例えば北朝鮮国家宇宙開発局など約30の組織および個人が制裁対象としてブラックリスト入りしている。

 北朝鮮を除く国連加盟国192か国にこれを履行する義務が課され、もし本気でやれば、北朝鮮の核兵器開発を阻止するどころか、その体制維持にすら影響するのではないか、というレベルだ。

 中国は当初、国連の対北朝鮮決議に対してなかなか賛同を示さなかった。核実験直後、米国などが国連による制裁の声を上げた時は、中国は「当面の急務は関係国が共同の努力でもって、北朝鮮を対話のテーブルに再びつかせることだ」と、制裁についての直接の言及を避けた。1月15日の段階で、「安保理が北朝鮮にそれなりの代償を求めることは支持するが、北朝鮮を崖っぷちに追い込むことには賛成しない。対話のテーブルに引き戻さねばならない」との立場だった。ミサイル実験が行われる前の2月初めまでは、強すぎる制裁は北朝鮮の不安定化を招く、として慎重に制裁内容を調整するように働きかけていた。

コメント15件コメント/レビュー

物事の本質を診るというのは難しいが,最悪の事態ならば想定できる:それは中国による日本占領である.それは,中国の掲げる第1列島線と第2列島線を観れば明らかである.ロシアが北方4島の軍事化を決定したのは,中国による日本占領に備えて,日本本土の分割占領を想定しているからだ.米国は,トランプ支持者によって,西太平洋からグアムを残して撤退するだろう.問題はお花畑カルト野党支持者が日本国内に3割も存在することだ.(2016/04/04 10:41)

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「「過去20年で最も厳しい北朝鮮制裁」の意味」の著者

福島 香織

福島 香織(ふくしま・かおり)

ジャーナリスト

大阪大学文学部卒業後産経新聞に入社。上海・復旦大学で語学留学を経て2001年に香港、2002~08年に北京で産経新聞特派員として取材活動に従事。2009年に産経新聞を退社後フリーに。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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物事の本質を診るというのは難しいが,最悪の事態ならば想定できる:それは中国による日本占領である.それは,中国の掲げる第1列島線と第2列島線を観れば明らかである.ロシアが北方4島の軍事化を決定したのは,中国による日本占領に備えて,日本本土の分割占領を想定しているからだ.米国は,トランプ支持者によって,西太平洋からグアムを残して撤退するだろう.問題はお花畑カルト野党支持者が日本国内に3割も存在することだ.(2016/04/04 10:41)

中国という国は何のためにあるのだろうか。少なくとも人民のためにあるとは考えられない。建前や理屈では人民のための核兵器といえるのだろうが、独裁政権の国でそれは明らかに嘘だ。少数支配者が支配を継続するために人民から金を吸い上げ防御壁を作り上げている。人民が再び支配者に反旗を翻さなければ、古代思想に生きる中華帝国はまだまだ続く。(2016/03/08 10:57)

中国は国際連合の常任理事国である。それが制裁するという表向きの態度を表明するのは、AIIBなど世界覇権を完成させるためであるが、国際条約には表と裏があるのは当然の話で、北朝鮮を制裁するための表は今回の国連理事会で出てくるだろうが、福島氏に要求したいのは見えないところで、中国がどういった締め付けを北朝鮮に要求したかということを詳らかにすることです。よろしくおねがいします。(2016/03/04 10:14)

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