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リオ五輪「中国不振」の理由を読み解く

洪荒少女、経済悪化、反腐敗、国旗誤発注…

2016年8月24日(水)

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競泳背泳ぎ100㍍で銅メダルをとった傅園慧は新世代の中国選手として注目された(写真:ロイター/アフロ)

 なんのかんの言っても、やはり五輪は面白かった。日本にとっては獲得メダル数が史上最多を記録し、次の東京五輪に弾みをつけるかっこうとなった。東京五輪については、エンブレムのトラブルやザハ・ハディットが設計した新国立競技場のデザイン変更などいろいろミソがつき、そんなに期待する気分ではなかったが、やはり日本選手が地球の裏側の国でこんなに活躍していると4年後が楽しみになるものである。

 リオ五輪はプールが緑になったり、マラソンコースに反政府抗議者が侵入してビラをまいたり、ゴルフコースにワニやカピバラが侵入したり、ナイジェリアの国歌を流すときにニジェールの国歌が流されたり、と五輪運営でこんなことがあるんだ、許されるんだと唖然とするようなアクシデントもあったが、それでも世界のトップアスリートたちがしのぎを削るのを見るのはワクワクするし、なにより日本人選手が思いのほか活躍したのがうれしかった。

 ところで、リオ五輪で中国選手が思いのほか活躍しなかった、と感じたのは私だけではないようだ。中国国内外のメディアで、なぜ中国選手が急に金メダルを取れなくなったか、というテーマの記事が散見された。

金メダルは北京大会から半減

 北京五輪で金51個、メダル総数100個を記録した中国はリオ五輪では金26個、メダル総数70個に激減。ロンドン五輪では中国は金38個で総数88個。アテネ五輪も北京五輪もロンドン五輪もメダル総数は中国は米国についで2位であり、北京五輪に至っては金メダルの数では米国を抜いていた。だがリオ五輪ではメダルの数でいえば米、英に次ぐ3位となった。

 いずれの大会でも日本の金12個、メダル総数41個(リオ五輪)に比べると十分多いのだが、中国人たちにしてみれば、金の数が全盛期の半分になった、英国に後塵を拝している、どういうわけだ!?というところだろう。リオ五輪前、中国は金メダル最高36個も期待できる、との予想もでていたが、それより10個も少ない。特に体操。ロンドン五輪で体操はメダル12個中5個が金。北京五輪ではメダル18個のうち11個が金だった。それがリオでは銅が2個にとどまった。

 多くの中国人は選手の実力のせいではなく、選手のメンタルが原因だと思っている。つまりかつてほどハングリー精神、ガッツがなかった。

 では、なぜ選手たちにガッツがなくなったのか。

コメント15件コメント/レビュー

>この人、書いたものを読んでいるが、色眼鏡をかけて中国のことを見ている。事実を書いてほしいね、日本人の誤解を招くから

日本語の拙さからすると本国の方でしょうか。事実を書くと「色眼鏡」とはこれいかに。
華夷秩序で固まった頭では理解不能かもしれませんが、飾らない真実を伝えたほうが賛同者が増える、ということも人間世界では往々にあるものですよ。日本語の勉強、これからも頑張って下さいね。(2016/08/25 15:23)

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「リオ五輪「中国不振」の理由を読み解く」の著者

福島 香織

福島 香織(ふくしま・かおり)

ジャーナリスト

大阪大学文学部卒業後産経新聞に入社。上海・復旦大学で語学留学を経て2001年に香港、2002~08年に北京で産経新聞特派員として取材活動に従事。2009年に産経新聞を退社後フリーに。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

>この人、書いたものを読んでいるが、色眼鏡をかけて中国のことを見ている。事実を書いてほしいね、日本人の誤解を招くから

日本語の拙さからすると本国の方でしょうか。事実を書くと「色眼鏡」とはこれいかに。
華夷秩序で固まった頭では理解不能かもしれませんが、飾らない真実を伝えたほうが賛同者が増える、ということも人間世界では往々にあるものですよ。日本語の勉強、これからも頑張って下さいね。(2016/08/25 15:23)

皆さん指摘していらっしゃいますが、中国不振の最大の原因はドーピング問題で色々(笑)自重した結果なのではないかと思います。それとは別に中国スポーツ界の内情に色々あるのが分かって、興味深い記事でした。ただニューヨークタイムズ中国版の中国に阿る書きっぷりは相変わらずで気持ち悪いですね。(2016/08/25 13:18)

面白い切り口の記事で楽しみました。読んでいて疑問がわいてきたのは,「豊かになった中国の人々は今何を求め,考えているのだろうか。」「格差が広がっているであろう状況の中で,考え方の差は深くなっているのだろうか。」「中央政府(共産党)に対しての反発がはっきりしてきているのだろうか。」「格差からの対立が生じてきつつあるのだろうか。」…民衆の中でのちょっとした機微の中に変革の芽が芽生えているのかもしれない。そこにフォーカスした記者の眼力の確かさに敬意を表しまう。井上陽水の「傘がない」は私の青春の歌なのですが,この歌が歌った団塊の世代やそのすぐ次の世代の「しらけた」感覚が中国の庶民の中にも浸透してきているのでしょうか。それならば,「尖閣」の騒動も政府が「から騒ぎ」しているだけだ。ともみてとれるので,「我々は冷静に」という日本政府,外務省,防衛省の対応に安心感をもって見守ることができそうです。中国政府はいよいよ難しいかじ取りをせまられているのが想像できる。ニュースの表ヅラのけばけばしさや勇ましさの,裏のメッセ―ジが読み取れるように感覚を磨いていきたい。(2016/08/25 11:15)

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新谷 美保子 TMI総合法律事務所弁護士