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G20で中国は「外交的勝利」を得るのか

あるいは主要国は中国の「野望」を封じ込められるのか

2016年8月31日(水)

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G20が開催される会議場。中国は「外交的勝利」に向けて準備を進めているが、その行方やいかに(写真:ロイター/アフロ)

 来月早々に浙江省杭州市でG20サミットが開催され、主要20カ国・地域の首脳が一堂に会する。このサミットを仕切るのは習近平国家主席であり、2014年の北京APEC以来の大国際イベントとして相当気合が入っている。

「非難の嵐」は回避、伊勢志摩G7より盛大に

 目下の中国の報道や専門家の発言をみると、最大の懸案であった「G20サミットの場で南シナ海のハーグ国際仲裁裁判所裁定を持ち出されて参加国から非難の嵐」という事態は、先に行われた日中韓外相会談での年内日中韓首脳会談実現、国連安保理の北朝鮮非難声明にもったいぶった末に同調したことへのバーターとして、避けられる見通しになったようだ。

 共同通信や毎日新聞の日本報道を引用して、中国側は日本がG20で南シナ海や東シナ海の問題に触れないと決定した、と報じている。これは中国側にしてみれば、安倍に妥協させたという外交勝利であり、それを引き出した王毅外相は来年の2017年秋の党大会前になんとか首の皮一枚つながったという感じではないだろうか。南シナ海のハーグ裁定が出た後のASEAN外相会合をはじめ国際会議において中国が自分に対する非難を封じ込めた外交手腕もさすがというべきだろう。

 とりあえず最大の懸念が抑え込めたという感触をもっている中国は、この習近平政権2回目の大国際政治イベントをいかに完璧に成功させるか、ということに全精力を注いでいるといった様子である。少なくとも、5月末に行われた日本がホスト国となったG7伊勢志摩サミットよりも盛大に、成功したという印象を国際社会に与えなければならないという強い意欲が感じられる。どういった下準備をしているのか、中国内外での報道をもとに整理しておこう。

コメント19件コメント/レビュー

今の中国は中国共産党の元で一つにまとまっているから、余った力を拡張政策に使い、周辺国と要らぬ緊張をつくっています。

春秋戦国、あるいは五胡十六国時代のようにバラバラに小国に分裂してお互い仲の悪い状態になれば、外へ拡張する余力も無くなり、東アジアに平和が訪れ、日本も中国共産党の脅威から開放されるでしょう。

日本人と日本政府は自国の安全保障のために、中国共産党を内部崩壊させ小国に分裂させる長期戦略を真剣に考えるべきです。(2016/09/03 17:22)

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「G20で中国は「外交的勝利」を得るのか」の著者

福島 香織

福島 香織(ふくしま・かおり)

ジャーナリスト

大阪大学文学部卒業後産経新聞に入社。上海・復旦大学で語学留学を経て2001年に香港、2002~08年に北京で産経新聞特派員として取材活動に従事。2009年に産経新聞を退社後フリーに。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

今の中国は中国共産党の元で一つにまとまっているから、余った力を拡張政策に使い、周辺国と要らぬ緊張をつくっています。

春秋戦国、あるいは五胡十六国時代のようにバラバラに小国に分裂してお互い仲の悪い状態になれば、外へ拡張する余力も無くなり、東アジアに平和が訪れ、日本も中国共産党の脅威から開放されるでしょう。

日本人と日本政府は自国の安全保障のために、中国共産党を内部崩壊させ小国に分裂させる長期戦略を真剣に考えるべきです。(2016/09/03 17:22)

>日本もあまり中国を締め付けて自分の利益だけを考えるのではなく,少し譲る心が必要でしょう。われわれも,「譲りたくはない。だが,外交官たちを信じて自重する。」という表明をしていきたいものです。それにこたえるように,日本の外交官たちがG20で活躍することを期待します

これ英国流アイロニーとでもいうのでしょうか、物凄く日本の外交官を小馬鹿にしてますよね(笑)。「どうせ譲歩しか出来ないチャイナスクール出の傀儡でしょ?」という五毛の高笑いが聞こえてくるようです。
私は、譲歩せず高圧的に接することこそが中国自身の為に最良の選択になると思っています。理由は「中華文明の中の人にはその方が理解されやすい」からです。中国指導部は激しい内部闘争中で政敵および人民の目を逸らすため外国に敵を作りたがっている状態です。G20で日本が少しばかりの譲歩をしても政敵は目敏く粗探しをして「日本の譲歩が不十分だったのは○○(自分の政敵)のせいだ」と攻撃を強め、そのエネルギーは「日本に弱腰な中国共産党」への反発へと容易に転化しかねません。逆に日本が強硬な態度で要求を拒めば「我が国はここまで譲歩したのに日本(と米国)のせいで合意に至らなかった」と指導部は言い訳でき「面子が立ち」、「○○は厳しいなか努力した」と国内情勢はひとまず安定するでしょう。
中華文明の基本原理は「上下関係」に尽き(福島氏が常々書いておられる中国政府の行動原理「権力闘争」もその一形態)「対等」はあり得ません。要は「イヌの躾」と同じです。「少し譲る心を持って」接した結果、噛み癖・吼え癖をつけてしまったなら家族も当のイヌも不幸です。(2016/09/01 15:13)

 そこまで動員、規制等しないとG20が開催できない、あるいは開催できないと思い込んでいる今の中国は、正確には習近平主席がかも、実は相当焦ってるようにも見えます。
 いずれにせよ、いかなる種類の戦いでも熱くなった方が、冷静/客観的でいられなくなった方が負けです。日本も、映画・三国志の諸葛孔明ではないが、常にうちわで自分に風を送って冷静にしなければ。(2016/08/31 23:58)

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