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異例づくめの習近平的「大閲兵式」

すべては「正統性」確立のために

2015年9月2日(水)

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 9月3日は抗日戦争反ファシスト戦勝記念日で国が定めた祝日である。今年は70周年ということで、習近平政権初の大閲兵式が行われる。私は残念ながら当日東京で仕事が入っており、現地でこれを見ることはできないのだが、どうせ北京に行っても、ジャーナリストビザもない私は式典場に近づくこともできない。

 2009年の胡錦濤政権時代の大閲兵式のときは、北京で何とか潜り込もうといろいろ画策したのだが、蟻一匹入り込むスキがなく、大望路付近まで下がって、閲兵式が終わった後に、戦車がぞろぞろと引き上げる様子を、友人のマンションの敷地からちらりと見ることができただけだった。だが、そのマンションも家賃が値上がりして、友人たちは引っ越してしまった。CCTVやフェニックスの中継を見るだけなら、日本でも見ることができるので、そうすることにする。

 そこで、私と同様、日本でテレビ中継で大閲兵式を見る人たちのために、この大閲兵式の意味、意義について改めて考えてみたい。

最新型84%、規模は胡錦濤時代の5割増

 大閲兵式は9月3日午前10時(北京時間)、天安門広場での閲兵昇旗からスタート。約70分の予定。中国人民共和国建国以来15回目の大閲兵式である。CCTV1、CCTV7、北京衛星テレビおよび主流ネットメディアで中継される。現場は厳しく統制されており、基本、招待客以外は二環路以内に入ることも難しいだろう。近くのマンション、オフィスビルもカーテンを開けることすら禁止されている。また、勝手にスマートフォンなどで写真をアップすることも禁止という。テレビやネットで見るのが確実だ。

 56の民族を意味する56の礼砲のあと、戦勝記念70周年を示す70回の礼砲を行う。

 50の部隊を含む1万2000人および500台の兵器、200機の軍用機が参加する。兵器・軍用機の84%は初披露される最新型のもので、空母艦載機・殲15戦闘機や武直-10攻撃ヘリや携帯多頭型核弾頭を搭載した東風41弾道ミサイルなど7種類のミサイルも披露される。胡錦濤政権時代の大閲兵式よりも5割増しの大規模なものだと言われている。

コメント14件コメント/レビュー

定期的に選挙というプロセスを経て承認されている民主主義国ならば不必要な必死さですね。そうすると、半島の統治者としての正統性を中国に認めてもらうために一生懸命な韓国は、はたしてどのように分類されるのでしょうか?(2015/09/03 00:44)

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「異例づくめの習近平的「大閲兵式」」の著者

福島 香織

福島 香織(ふくしま・かおり)

ジャーナリスト

大阪大学文学部卒業後産経新聞に入社。上海・復旦大学で語学留学を経て2001年に香港、2002~08年に北京で産経新聞特派員として取材活動に従事。2009年に産経新聞を退社後フリーに。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

定期的に選挙というプロセスを経て承認されている民主主義国ならば不必要な必死さですね。そうすると、半島の統治者としての正統性を中国に認めてもらうために一生懸命な韓国は、はたしてどのように分類されるのでしょうか?(2015/09/03 00:44)

どんどんやれば良い。中国が独裁化を進めれば進めるほど、これ以上の経済発展は出来なくなる。経済発展には民主主義が不可欠だからだ。

中国はかつて軍事だけで突出し、経済が疲弊して崩壊した独裁国家ソ連のようになって来ている。独裁度を強めて、反日を煽るのも、経済が落ち目な証拠だ。

このまま独裁を続ければ、かつてのソ連の二の舞になる。中国は大き過ぎる。ソ連のように崩壊して、いくつかの民主主義の国に分かれた方が、中国の為でもあり、周辺国や世界の為でもある。(2015/09/02 22:35)

「9月に習近平が訪米して会談する予定があるので、あえてオバマを招待しなかった、というポーズをつけるためだったという。」

なるほど、すごく納得しました。

それにしても、この閲兵式に多くの軍が集結するようですが、軍区構成はどうなっているのでしょうか。

過剰な集結、移動は、軍の空白地を作り、不測の事態を招きやすいのですが、その辺りの情報が、当然とは言え、見えてきません。

中国国内の爆発火災の多発、イスラム教のウイグルへの迫害、キリスト教徒のハンスト、チベットの焼身自殺による抗議などなど。

何も起こらないでしょうが、何か起こっても不思議ではない、また、中露韓と、日本と領土紛争を共通して起こしている国が揃っているので、日本に対して何らかの非難共同声明が出ても、これまた不思議ではありません。

本当に、この日本を中心とした、何か歴史の転換を感じずにはいられません。


それはそうと、本コラムの内容が右寄りなのでしょうか。
日本のテレビマスコミの情報を吟味すれば、マスコミの視聴者を誤認誘導する映像に気づくはずですが・・・。(2015/09/02 22:28)

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