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中国の大閲兵式は米国への挑発か秋波か

「力こそ正義」で共通する米中。日本の立ち位置は?

2015年9月9日(水)

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 今、ちょうど北京に来ているのだが、中国に来るとインターネットなどで、海外の中国関連の報道に触れることがぐっと少なくなるので、また景色が変わって見える。

 例えば、日米中関係などは、日本で報じられているものと、ずいぶん印象が変わってくる。

示威の対象は米国だが、訪米も控え…

 9月3日の大閲兵式は、国内外の注目を浴びながら、無事に終わった。見どころは、見る人の専門性によって違うのだろうが、軍事・外交の専門家たちは、そのお披露目された武器の数々を見て、これは「抗日戦勝記念」と銘打ってはいるが、むしろ意識は米国に向いている示威行動だと解釈した人が多かったようだ。

 日本の報道だけでなく、英軍事専門誌ジェーンズ・ディフェンスウィークリーや米ディフェンスニュースなどは、グアムが射程距離に入る核弾頭も搭載できる中距離弾ミサイルDF-26や空母破壊を想定した対艦弾道ミサイルDF-21といった海軍兵器を披露したことを強調し、中国の軍事戦略が米国に照準を置いていることを改めて意識させていた。中国側の報道も、「米国に冷や汗をかかせてやった!」といったというニュアンスが散見され、この閲兵式および軍事パレードにおける示威行動の対象が日本ではなくて、米国であるという見方は正しいのだろう。

 だが、こうした状況から「米中関係が極めて緊張している」あるいは「対立が先鋭化している」、つまり米中関係は悪い、と単純に考えられるかというと、そういうわけでもないようだ。少なくとも、中国側の米国に対する秋波も見過ごすことができない。

 大閲兵式を終え、習近平訪米を控えて、米中関係に関する論評も増えているので、それらをさらっと見てみよう。

コメント24件コメント/レビュー

この大閲兵式を前にして、日本のリベラルは声をあげない。
中国の脅威は、日本の右派が言ってる言いがかりとまで言っている。安保法案で戦争反対と叫んでる学生諸君、天安門広場で戦争反対と叫ぶべき。きっと、人民解放軍が手荒く歓迎してくれます。(2015/09/10 11:40)

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「中国の大閲兵式は米国への挑発か秋波か」の著者

福島 香織

福島 香織(ふくしま・かおり)

ジャーナリスト

大阪大学文学部卒業後産経新聞に入社。上海・復旦大学で語学留学を経て2001年に香港、2002~08年に北京で産経新聞特派員として取材活動に従事。2009年に産経新聞を退社後フリーに。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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いただいたコメント

この大閲兵式を前にして、日本のリベラルは声をあげない。
中国の脅威は、日本の右派が言ってる言いがかりとまで言っている。安保法案で戦争反対と叫んでる学生諸君、天安門広場で戦争反対と叫ぶべき。きっと、人民解放軍が手荒く歓迎してくれます。(2015/09/10 11:40)

要するに,理念や理想を語る前に(騙る人たちもいるようだが),現実を注意深く分析せよということかと思う.南シナ海を中国に占拠されたら,日本はもはや東太平洋を通じてしか石油を確保できません.(真珠湾攻撃が米国の石油禁輸で始まったことを想起します.)中国とロシアによる分割占領(属国化)という悪夢が見えない自称政治家と自称マスコミが日本を駄目にしていると思いますね.(2015/09/10 10:08)

 「力を信望する大国外交の間で、米国のパートナーという地位で、国家の二大パワーの一つである軍事力を公式には持たない日本がなんとか渡り合ってこられたのは、戦後の奇跡と言っていい」と述べられているが、「奇跡」というより「米国の意思と能力の賜物」ではないだろうか。
 故ニクソン米大統領は「私は朝鮮戦争は日本を守るための戦いだったと認識している」と言っていたそうだが、実際、韓国はアチソン国務長官が示した防衛ライン(所謂アチソン・ライン)の外である。韓国を失ってもそう大したことではないが、その次に日本が共産化されるとなれば、とんでもないことになるわけである。それ故、米国も中国も必死で戦った。この程度の歴史的事実の認識が、現在、安保法制反対派のみならず賛成派にも欠如しているのではないかと感じられるのだが、実に由々しきことではなかろうか。(2015/09/10 01:06)

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三品 和広 神戸大学教授