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90后娘、賭博裁判で中国赤十字に再打撃

背後に大物、高額売春…謎の郭美美が嵐を呼ぶ

2015年9月16日(水)

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中国「郭美美」騒動、違法賭博で実刑判決(写真:Imaginechina/アフロ)

 郭美美を覚えておられるだろうか。かつて、このコラム欄でも「中国赤十字の信用を失墜させた恐るべき90后娘」として、紹介したことがある。

 彼女は2011年、中国インターネットのSNS微博上で突如登場、そのセレブ的な贅沢な暮らしぶりをひけらかして、有名人になり、しかもその金の出所が、中国赤十字傘下の企業であることを明かして、中国赤十字の信用を完全失墜させた。

 だが、その後も彼女はネット上でアイドル然として、つぎつぎ話題を振りまき、一向に権力を恐れる様子がなかった。赤十字サイドから圧力がかかりそうになると、SNS上で「あなた方の名前を全世界にさらすことができるわよ!」と、あたかも赤十字幹部のスキャンダルの証拠を握っているような挑発的な発言を繰り返した。

消されないはずのセレブ娘に実刑判決

 彼女がなぜ、ネット上から消されないのか、誰も彼女を捕まえないのか、私は長らく不思議でならなかったので、拙著『現代中国悪女列伝』(文春新書)でも取り上げた。ただ、この執筆時は、彼女の背景についてほとんど情報がなかった。

 たかが小娘ならば、完全に口封じすることなど、赤十字利権にあずかる権力者にとっては決して困難ではない。冤罪逮捕や謎の交通事故で、邪魔な人間を排除することなど造作もないことだ。それができないのは、彼女の背後には赤十字トップ以上の権力者がいる、ということでもあった。

 だが、強い権力で守られていると見られていた郭美美が2014年7月、ついに違法賭博容疑などで逮捕された。そして9月10日に、北京市東城区法院で公判が行われ、懲役5年の判決を言い渡されたのだった。この郭美美裁判は何を意味するのだろうか。郭美美の本当のパトロンとは誰だったのだろうか。恐るべき90后娘のその後と事件の背景について考察したい。

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「90后娘、賭博裁判で中国赤十字に再打撃」の著者

福島 香織

福島 香織(ふくしま・かおり)

ジャーナリスト

大阪大学文学部卒業後産経新聞に入社。上海・復旦大学で語学留学を経て2001年に香港、2002~08年に北京で産経新聞特派員として取材活動に従事。2009年に産経新聞を退社後フリーに。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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