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習近平「特別接待」で狙うトランプとの“蜜月”

政権二期目、「特色ある大国外交」喧伝に注力

2017年11月8日(水)

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習近平政権二期目の「特色ある大国外交」は“トランプ接待”から始まる(写真:ロイター/アフロ)

 習近平(シー・ジンピン)政権二期目がスタートし、その外交の行方が注目されるところだ。今月、その最初の大舞台がある。トランプの訪中である。習近平が長期独裁体制を確立するか否かは、かなり国際環境の影響を受ける。政権一期目の習近平外交は最初の方は強引さと荒っぽさから、国際社会の批判も目立ったが、後半になると反トランプの国際世論が奇しくも習近平政権を相対的にポジティブに評価してしまうという現象も起きた。はっきりいって、これまでトランプを一番“利用”してきたのは習近平だろう。では今後どうなるのだろうか。

日本の歓待ぶりを中国メディアが詳報

 トランプは5日から12日にわたるアジア5カ国歴訪の旅に出た。最初の訪問先は日本。日本での歓待ぶりは中国でもかなり詳細に報じられた。米国メディアの方が、むしろ関心が薄いくらいだ。欧米メディアにしてみれば、今回のトランプのアジア歴訪の山場は、習近平、プーチンとの会談だと見ているのだろう。

 だが中国メディアは意外に、トランプ訪日を細かなところまで報道している。2020年東京五輪のゴルフ競技会場となる霞が関CCで世界ランキング4位のプロゴルファー、松山英樹が高額賞金の米ネバダ州の試合を辞退してまで、この“ゴルフ外交”に力を貸し、トランプにレッスンをつけたことなどは、純粋にゴルフファンの羨望をそそる記事として書かれている。ちなみに2016年の中国上海・佘山国際GCで優勝した松山は中国でも人気がある。

 このほか、天皇陛下・皇后陛下との会見、トランプに先立って訪日したイヴァンカへの接待ぶり、どこでどのようなメニューの宴席が設けられたか、なども含めて、日本の徹底した“おもてなし”ぶりを報じていた。こうした報道の目的のひとつは、おそらくは習近平のトランプ接待と比較するつもりであろうと思われる。つまり習近平も安倍に負けないトランプ接待が重要だと考えている。これが習近平政権二期目の外交デビューであり、政治活動報告で語った“世界の舞台の中央に近づく中国”の姿を見せつけ、中国の特色ある大国外交というものを、喧伝する場だからだ。

コメント13件コメント/レビュー

反対に日本を警戒する勢力にとって、現在の安部首相は厄介な存在であり、なんとか鳩山元首相な人物の再登場を願っているように。
とのコメントを書かれた方がいらっしゃいますが、願っているだけでなく、既に大々的に活動を展開していると思いますが。(2017/11/10 14:19)

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「習近平「特別接待」で狙うトランプとの“蜜月”」の著者

福島 香織

福島 香織(ふくしま・かおり)

ジャーナリスト

大阪大学文学部卒業後産経新聞に入社。上海・復旦大学で語学留学を経て2001年に香港、2002~08年に北京で産経新聞特派員として取材活動に従事。2009年に産経新聞を退社後フリーに。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

反対に日本を警戒する勢力にとって、現在の安部首相は厄介な存在であり、なんとか鳩山元首相な人物の再登場を願っているように。
とのコメントを書かれた方がいらっしゃいますが、願っているだけでなく、既に大々的に活動を展開していると思いますが。(2017/11/10 14:19)

>4月の習近平訪米のときは、朝鮮半島について「歴史的に中国の一部であった」という中国の視点による半島史観を習近平が語り

これは間違いですね。正確に訳すと「朝鮮半島はかつて中国(領)だったことがある」ですよ。別に中国視点の半島史観ではなく、漢四郡のことで、これを認めていないのは韓国の在野史学者と北朝鮮ぐらいじゃないでしょうか。日本でも楽浪郡平壌説を否定する学者がいるんだろうか?これは漢四郡を「属国」とすり替えて「属国だったけど中国ではなかった」と漢四郡の歴史を隠そうとする韓国の視点ですよ。否定するほうが朝鮮の視点と言えますね。中国でも属国であったことを指して中国の一部であったなんて乱暴な歴史感は持ってません。それなら日本も中国の一部だったってことですよ。

引きこもろうとしていたオバマ時代後期に安倍政権が米国軍部を籠絡して日米蜜月が始まったわけで、トランプも軍拡路線に切り替えましたよね。米国は今だ国務省VS.ペンタゴンの様相で、だからこそ中国が日本とビジョンをともにする太平洋軍のトップを解任しろと叫んでいるわけですが。ここが交代するようだと米国が迷走しているってことになりますが。しかし、現在の焦点は米中じゃなくて、太平洋インド洋ダイヤモンドを背後に東南アジア諸国が「自立」してくれるかどうかですよ。中国は必死で南シナ海に世界の視線が集まるのを避けようとしていますが、東南アジアで戦略のロジックが発動するかどうかが、一番重要ですね。そのための猛獣使いの役回りをこなしています。

後ロシアンゲートの方はクリントン国務長官時代の方に焦点が移ってきていますね。(2017/11/10 01:40)

ラストエンペラーの居城であった故宮を我が物顔で案内。
もう既に皇帝気取りですか・・・(2017/11/09 15:40)

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