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「日本の食事はアブナイ」!?

2016年1月15日(金)

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外国人に人気の「嵐山モンキーパークいわたやま」

 インバウンド(訪日外国人客)の増加傾向が止まらない。2015年の1年間で、1900万人を突破した模様だ。過去最高の約1340万人だった2014年と比べても、500万人以上増えた。政府は当初見込みを1000万人引き上げ、2020年までに3000万人突破を見込んでいるが、それも軽く達成しそうな勢いである。

 私事で恐縮だが、生まれ故郷は観光地、京都・嵯峨野にある。近隣には世界遺産の天龍寺や嵐山などの名所名跡が点在している。年末年始、改めて地元を散策して回り、インバウンド増を肌感覚で知ることができた。

 2016年は申年。嵐山の一角、通称「サル山」(嵐山モンキーパークいわたやま)と呼ばれる、ニホンザルが観察できる自然公園を訪れた。10年ほど前までは外国人はおろか、知る人ぞ知るスポットだった。ここでは野生のニホンザルを間近で観察、餌やりができる。そこには多くの欧米人の姿があった。

 旅行サイト・トリップアドバイザーの「外国人に人気の日本の観光スポット2014」では、モンキーパークは全国14位にランクイン。意外なことに京都観光の定番である二条城(同17位)より上位なのだ。野生のサルと触れ合えることが、欧米人には物珍しいのだという。同スポットは、外国の旅行誌やSNS(交流サイト)を通じ、旅行者にじわじわと知られるようになった。

多国籍化する京都

 私の実家は寺で、観光寺院ではないが時折、外国人が門をくぐってくる。そうした外国人は数年前までは米国・中国・韓国国籍が大部分を占めていた。しかし今回、イタリア、ベトナム、インドネシアら様々な国籍の旅行客の姿が目に付いた。つたない英語で、自坊を訪れていた外国人に声を掛けてみた。

 あるオーストラリア人夫婦を庭に案内すると「誰も知らない寺に来ることができた。知人に自慢ができる。アナタはここに住んでいるの? 信じられない」と写真を熱心に撮っていた。

 色んな人種の人々が行き交う姿を見るにつけ、日本の文化や歴史が世界に発信されてゆくことへの期待が膨らむ。反面、静寂さが損なわれ、一部の観光客でマナー違反が見られることも事実。一部の地元民が、そうした外国人に対して嫌悪感を抱いているのが、残念なところではある。

 外国人にはカネは落としてもらいたい。一方で、地元を荒らしてもらいたくはない。この二律背反の問題を解決することは、そうは簡単ではない。観光地のブランドを守るための「モラルの輪」を広げていきつつ、「おもてなし」の質を上げていかねばならない。

コメント26件コメント/レビュー

「日本の食事はアブナイ」!?という記事の趣旨は参考になった。「食」に関する情報公開はもっと徹底するべきだし,気を使うべきだろう。だが,逆にインドでは日本は身近な国ではないということだろう。日本の食文化に対する理解が不十分だから(そもそも関心が無いだろう。)「アブナイ」ことになるのではないか。そのことをもっとインド側に主張し,改善を求めるべきではないか。いずれにしても「対話」することが重要だ。そのためには「日本からの主張・要求」をしっかり発信するべきだ。(2017/01/17 15:45)

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「「日本の食事はアブナイ」!?」の著者

鵜飼 秀徳

鵜飼 秀徳(うかい・ひでのり)

日経おとなのOFF副編集長、浄土宗僧侶

京都市景観市民会議委員(2016年)、佛教文化学会会員。 1974年生まれ。成城大学文芸学部卒業後、報知新聞社へ入社。2005年日経BP社に入社。日経ビジネス記者などを歴任。2016年4月より日経おとなのOFF副編集長。浄土宗僧侶の顔も持つ。正覚寺副住職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

「日本の食事はアブナイ」!?という記事の趣旨は参考になった。「食」に関する情報公開はもっと徹底するべきだし,気を使うべきだろう。だが,逆にインドでは日本は身近な国ではないということだろう。日本の食文化に対する理解が不十分だから(そもそも関心が無いだろう。)「アブナイ」ことになるのではないか。そのことをもっとインド側に主張し,改善を求めるべきではないか。いずれにしても「対話」することが重要だ。そのためには「日本からの主張・要求」をしっかり発信するべきだ。(2017/01/17 15:45)

>日本はギリシャやスペインのようになってゆくのですかね。残念ですね。
観光産業分野を見ればギリシャやスペインは日本など足許にも寄れない素晴らしい国です。こちらが学ばなければいけない立場なのに、軽々に他国を貶めるのは品の良いことではありませんよ。(2016/01/19 18:06)

>日本で観光産業が基幹産業になりえないことを

なりえないというより、「無理」「できない」でしょう。(2016/01/19 14:05)

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