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自衛隊もQCサークルでやる気アップ

2016年1月20日(水)

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 社員のモチベーションを高めるための100種類のアイデアを紹介した、1月18日号の日経ビジネス特集「無気力社員ゼロ計画 強い現場の100の知恵」。ここでは番外編として、QCサークル活動を通じて隊員のやる気アップにつなげた、航空自衛隊入間基地(埼玉県狭山市・入間市)の取り組みに迫った。

QCサークル活動が行われている航空自衛隊入間基地

 2015年12月中旬、記者は航空自衛隊の入間基地(埼玉県狭山市・入間市)を訪れた。自衛隊の取材は、福岡勤務時に航空自衛隊の春日基地(福岡県春日市)を訪れて以来、実に約10年ぶりだ。当時は社会面の原稿を書くチームにいたこともあり、地域住民との活動の取材などで多少の接点はあった。一方、今回は企業に対するのと同様の視点での取材。これは初めての経験だ。

 入口まで迎えに来て頂いた広報担当の案内で車に乗り込み、取材場所の会議室に案内された。そこには既にQCサークルメンバーの隊員と、その上官らが勢ぞろいしていた。敬礼を交えての丁重な挨拶を受け、こちらも自然と背筋が伸びてしまう。

高い棚から安全に部品を取る

 今回のテーマは入間基地で行われている「QCサークル活動」の取材。具体的には「高層の棚に収納する航空機部品を安全に取り出すための方法や仕組みを、メンバーが考えて導入した」というものだ。

 えっ、棚? と思われるかもしれないので、すこし解説をしておこう。入間基地は航空自衛隊の最大級の基地で、本州中部と中国・四国地方東部の防空を担う「中部航空方面隊」の司令部がある。輸送機を抱えて空輸・補給の拠点として機能し、自然災害時には救難活動も担う。役割が多いため航空機の出動も頻繁で、機体の定期的な整備が欠かせない。

 従って在庫の部品も膨大になり、収納も大ごとになる。ボルトやナットなどの部品、約2万品目を、約2400区画に分けて保管する高層の棚が、今回のQCサークル活動の舞台だ。

 この高層棚は通常、コンピューターで管理されている。棚ごとに割り当てられている番号を画面で入力すると、クレーンが自動的に移動して該当する番号の部品を取ってくる。

 だが、このクレーンは年に3回、定期点検のために丸1日停止する。そのため、クレーンが点検中の3日の間に部品の発注が来ると、在庫管理担当の隊員らは梯子を使って該当する棚まで自力で上り、取りに行かなければならない。

 棚は、最も高い場所で約9m。年に3日間だけとはいえ、作業中に隊員が誤って落下したり、部品を落としたりする可能性がある。事故は幸いにもそれまでには起きていなかったが、今後起きる可能性があると不安視する隊員が多く、未然に防ぐための改善策が必要だという話になった。

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「自衛隊もQCサークルでやる気アップ」の著者

須永 太一朗

須永 太一朗(すなが・たいちろう)

日本経済新聞証券部

2003年一橋大学社会学部卒業、日本経済新聞社に入社。西部支社(福岡)で警察、企業、県政を順に担当。その後は主に証券部で日本株相場を取材。14年3月、日経ビジネス記者に。17年4月、日本経済新聞証券部。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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