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「甘利さんは守る」盟友の危機に強気の安倍首相

株価も乱高下、国会審議は大揺れ必至

2016年1月26日(火)

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写真=ロイター/アフロ

 1月21日発売の週刊文春が報じた甘利明経済財政・再生相の金銭授受疑惑が安倍晋三政権を大きく揺さぶっている。今週から審議が本格化する予定の2016年度予算案や、甘利氏が答弁を担当するTPP(環太平洋経済連携協定)関連法案審議への影響が必至のため、政府・与党内に懸念が広がっている。

予算案・TPP審議への影響は必至

 週刊文春によると、千葉県の建設会社が2013年に道路建設をめぐる都市再生機構(UR)との補償交渉で甘利氏側に口利きを依頼。見返りに総額1200万円を現金や接待で甘利氏側に提供したとしている。

 「法に違反する行為はしていない。職責を全うする」。記者会見などでこう強調した甘利氏は世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)に予定通り出席。今週中に会見を開いて調査結果を説明する意向を表明した。

 降って湧いた敵失に活気づく野党は甘利氏の説明や独自調査などを踏まえ、疑惑を厳しく追及する方針だ。与党は今月29日から衆院予算委員会で2016年度予算案の実質審議を予定しているが、野党は甘利氏の対応次第では予算案の審議日程の引き延ばしも辞さない構えだ。

 突然の「甘利ショック」に政府・与党幹部は頭を抱えている。今国会の会期は6月1日までだが、夏に参院選を控え大幅な延長は困難だ。

 ただでさえ、政府は国会への提出を戦後最少の55法案に絞り込んでいる。予算審議が遅れれば、法案審議をさらに減らさざるを得なくなりそうなのだ。

 特に影響が懸念されるのが、TPP関連法案だ。政府・与党は2016年度予算案が成立した後の4月以降、TPP協定案の承認と、農業対策を盛り込んだ関連法案の成立を急ぐシナリオを描いていた。参院選でカギを握る地方の1人区対策として農業重視の姿勢を一刻も早くアピールするためだ。

 甘利氏は協定交渉の当事者で、自他ともに認める国会答弁の中心人物。だが、疑惑を十分に説明し切れないまま甘利氏が答弁に立てば、審議の停滞は必至だ。

 TPP承認や関連法案の成立が大きくずれ込む事態となれば、参院選への影響も出かねず、安倍政権にとって痛手になる。自民のベテラン議員は「甘利さんでは国会審議はもたない。早く辞めた方がいい」と厳しい見方を示す。

コメント18件コメント/レビュー

国民としてコメントします。
お願いですから、日本の経営会議の場で、経営施策をまず進めてください。次に、人事および不正疑惑の調査は、その執行チームに委ねて、その結果を、経営会議で判断してください。
私の払った税金は、その仕事を行う方々に使ってください。
私は、不正や収賄は嫌いです。昔からの自民党的なスタイルも、好きではありません。
ですが、この党派ごとのやり取りは、もっと嫌いです。
ですので「国民に対して・・・」などと、分かったような発言して、私たる「国民」という単語を利用しないで頂きたい。使うなら、インターネット国民アンケートするなり、数100万のサンプリング結果を定量化した結果を公開してから、多数意見に基づいて、事実を伝えて頂きたいです。(2016/01/28 08:52)

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「「甘利さんは守る」盟友の危機に強気の安倍首相」の著者

安藤 毅

安藤 毅(あんどう・たけし)

日経ビジネス編集委員

日本経済新聞社で経済部、政治部などを経て2010年4月から日経ビジネス記者。2012年4月から現職。政治、経済政策を中心に執筆している。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

国民としてコメントします。
お願いですから、日本の経営会議の場で、経営施策をまず進めてください。次に、人事および不正疑惑の調査は、その執行チームに委ねて、その結果を、経営会議で判断してください。
私の払った税金は、その仕事を行う方々に使ってください。
私は、不正や収賄は嫌いです。昔からの自民党的なスタイルも、好きではありません。
ですが、この党派ごとのやり取りは、もっと嫌いです。
ですので「国民に対して・・・」などと、分かったような発言して、私たる「国民」という単語を利用しないで頂きたい。使うなら、インターネット国民アンケートするなり、数100万のサンプリング結果を定量化した結果を公開してから、多数意見に基づいて、事実を伝えて頂きたいです。(2016/01/28 08:52)

私は基本的に「アンチ自民」派である。たとえば改憲は反対だ。
しかし,個別には好感の持てる人物がいる(そもそもこんな多様化している時代に政党政治は無理がある)。
甘利氏もどちらかというと好感の持てる人物。賛否両論はあるが,髪の毛が白くなるくらい(染めるのをやめただけ?)TPPの成立に尽力し,成し遂げたのは素晴しい功績だと思う。
そういう人物を,事実関係のよく分からないスキャンダルで辞めさせるのはおかしいと思う。もちろん事実ならば辞めてもらうしかないかも知れないが,この大切な時期に実力が分かっている人を辞めさせてどうするのだ,と言いたい。マスコミも時期を考えて欲しい。(2016/01/27 14:14)

もし甘利氏を大臣失格で罷免すれば、大臣たるべきでなかった者が合意したTPP法案は成立困難になって米国の不興を買う。
だからそうならないための最後の手段としては、参院選挙に合わせて衆院を解散し、甘利氏のみそぎ選挙をして「国民の審判だ」として甘利氏留任(または解散前に辞任していても再任)&TPP法案可決。
その際の衆参統一選挙はきっと、地デジ5chの耳タココピー「絶対負けられない戦い」になるので、最終手段の奥義として発動される公約は、消費税率暫定据え置きの継続。これで大きな政府派から小さな政府派まで、無党派と呼ばれる票は総取り。
どうです?上述の予想は絶対の自信があります。
ただし万一外れても、頭まるめて「覚えてません」と連呼するだけですがね(笑)(2016/01/27 12:56)

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