• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

西武も逃げ出した青森駅前再開発ビルの今

官製再開発が失敗するワケ

2016年1月27日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 「現状のまま商業施設として運営することは、もはや限界」――。

 JR青森駅前の一等地にそびえ立つ商業ビル「フェスティバルシティ・アウガ」が苦境に陥っている。2015年末、アウガの再生を検討していた外部のプロジェクトチームは再生について、「商業化は実現可能性が低く、採算上も成り立たない」(商業施設としては採算が取れない)と断じた。

JR青森駅前の商業ビル「アウガ」。経営難が続き打つ手がない状態

 アウガは2001年に開業。生鮮食品市場や商業テナント、青森市民図書館などが入る。青森市や地権者などが中心市街地ににぎわいを取り戻す目的で再開発した商業ビルだ。

 「コンパクトシティー」という言葉をご存知だろうか。人口の減少を見据え、郊外開発の抑制と中心市街の活性化を同時に進め、市街地をコンパクトに保つ都市計画手法である。病院や図書館など都市機能が中心部に集まるので市民にとっては利便性が高まる。行政にとっても、例えば住民が居住できる地域を限定できれば上下水道や道路などのインフラを拡大せずに済むという財政上のメリットがある。

 この手法を日本で初めて取り入れたのが青森市だった。

 1999年から他の自治体に先駆けてコンパクトシティー政策を実行。郊外を走る青森環状道路の外側におけるマンション開発などを認可しなかったり、古くからの市街地にハード整備の予算を重点的に投じたりした。

 市の再開発事業でマンションを青森駅前に建設。雪深い青森で、駅周辺エリアの歩道に融雪設備を設け、歩きやすく安全な歩行者空間を整備した。

 アウガはもともと、青森市がコンパクトシティーの考え方を取り入れ、その中核として期待した施設だった。

コメント15

「記者の眼」のバックナンバー

一覧

「西武も逃げ出した青森駅前再開発ビルの今」の著者

島津 翔

島津 翔(しまづ・しょう)

日経ビジネス記者

2008年東京大学大学院工学系研究科修了、日経BP社に入社。建設系専門誌である日経コンストラクション、日経アーキテクチュアを経て、2014年12月から日経ビジネス記者。担当分野は自動車、自動車部品。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

定年後の社会との断絶はシニアの心身の健康を急速に衰えさせる要因となっている。

檜山 敦 東京大学先端科学技術研究センター 講師