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照明でイノベーションを起こした「働き方改革」

  • 松浦 龍夫

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2018年3月29日(木)

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1800年代にトーマス・エジソンが電球を実用化して以来、「明るく照らす」という基本機能は変わらずにいた照明が進化を遂げている。デパートや美術館、ショールームなど照明を多用する現場で次々にこれまでとは異なる新しい照明が導入されている。その大きな原動力となったのは「働き方改革」という意外なものだった。

 「うちのショールームを見に来ませんか」

 2月、旧知の仲の方から誘いを受け、東京・三田の「SALIOTショールーム」へ足を運んだ。ここはデザイナーの森田恭通氏がプロデュースしており、入ってすぐ目に飛び込んでくるのはド派手な曲線状の金色の壁だ。この壁で仕切られたそれぞれの空間には、ダイニングテーブルがあるレストラン、アパレルショップ、カーディーラーなどを模してある。

デザイナーの森田恭通氏がプロデュースした東京・三田の「SALIOTショールーム」

 これらはミネベアミツミが開発した新たな照明器具の利用シーンをイメージさせるためのものだ。導入事例は多く、新宿の三越伊勢丹や大阪の国立民族学博物館、スピーカーで有名なKEFのショールーム「KEF MUSIC GALLERY」などがある。ニューヨークのNew-York Historical Society Museum & Library(ニューヨーク歴史協会)、カンボジア・プノンペンのソフィテルホテルといった海外でも導入されている。

 照明は1800年代にエジソンが電球を実用化して以来、歴史も長い。ここにきて光源が高寿命のLEDに変わってきたものの、明るく照らすという機能そのものには変化はない。おせじにもミネベアミツミは照明業界では新参者。なぜ導入が進むのだろうか。

長時間労働を防ぐ

 その答えは意外なものだった。ミネベアミツミの照明事業で責任者を務める小峯康生氏は、「働き方改革にマッチしているからです」という。アパレルショップやデパートのショーウィンドウの中などは、照らす対象が変わるたびに照明の角度や明るさ、照明の色などを細かく調整しなおす必要がある。美術館・博物館やホテルなど天井の高い位置にある照明だとなおさら大変な作業だ。ましてやどの業態も昼間は客を迎える時間帯のため、「作業できるのは夜から早朝にかけてしかない」(小峯氏)。働き方改革とは縁遠いものだったのだ。

SALIOTはスマートフォンの操作で向きや焦点を変えられる

 同社の照明器具SALIOTは照明をグリグリと動かすことができる。照明の焦点を手前にしたり奥にしたり、色を白色やオレンジかかった色に変えることもできる。そして一番の特徴は、これらの操作をスマートフォンから無線で操作できることだ。単純なように見えるが、効果は大きい。現場の責任者の指示にしたがってすぐに照らす場所を変えられる。作業時間も短縮できるというわけだ。「現状は白色だけだが、近々、色付きのライトも出す予定」(小峯氏)という。

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