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途切れた物流網、復旧に向け苦闘

熊本地震 本誌記者が現地を歩く

  • 武田 健太郎

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2016年4月21日(木)

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 熊本、大分両県で4月14日から続発している地震の影響で運航・運転を見合わせていた交通機関は、復旧の動きを見せ、19日には熊本空港で一部の運航が再開した。熊本県を中心とする被災地と他の主要都市を結ぶ大きな導線が部分的に回復した形だ。
 しかし、実際に現地に降り立つと、交通・物流網や下水道などが深く傷ついたままの状態となっている。企業や個人商店などは、復旧に向けどのように苦闘しているのか。19、20日に現地を歩いた。

熊本空港へはタラップで降り立つ

 19日午前、東京・羽田空港。熊本行きの搭乗ロビーでは「お手洗いは、こちらロビーか機内でお済ませ下さい」とアナウンスが繰り返される。周りを見渡すと水と弁当を入れた大きな紙袋を持つ人の姿が目立つ。みな一様に少し緊張した面持ち。機内に乗り込むと、搭乗率は2~3割程度でスーツを着た会社員の姿は数えるほど。故郷へ手伝いに帰る人が多い様子だ。

空港スタッフが総出で荷物を運び出す

 2時間のフライトの後、熊本空港に到着すると、ボーディング・ブリッジではなく、タラップで滑走路に直接降りることになる。「空港ターミナルは使用できない部分が多い」との説明を聞かされる。ターミナル施設には入らず、滑走路から直接歩いてゲージを抜け、空港の外へ出ることになる。

 預けた荷物は、出口付近でコンテナから直接手渡される。女性グランドスタッフなどが一緒に荷物を運び出している。荷物をベルトコンベアーで運ぶ一連の導線が確保できないなか、チームワークで素早く対応していた。

空港が十分に機能していないため、ターミナルの外で荷物を受け取る

 熊本城にほど近い、西日本最大級のアーケード商店街にまず向かう。ファーストフード店から居酒屋までほとんどの飲食店が閉まっている。水道水が中心地にまでまだ届いていない。

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