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衆院補選、記者が見た“不思議”な裏側

  • 松浦 龍夫

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2016年4月27日(水)

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 第3次安倍政権が発足して初の国政選挙となる2つの衆院補欠選挙が24日投票され、即日開票した。与野党が激突した北海道5区は自民党新人の和田義明氏(44)が、無所属で野党統一候補の池田真紀氏(43)を破って初当選した。

 北海道の補選は今後の参院選など政局を左右する可能性もあることから、日経ビジネスも注目。両陣営への取材を進めるとともに、記者は選挙最終日と開票日に池田氏に密着し、どのような選挙を展開しているのかをウオッチした。

 取材は10年以上経験しており、国会議員など政治家への取材も何度もある。選挙の際には必ず投票に行っているので関心ももちろんある。しかし選挙取材は初めての経験。選挙結果の分析や池田氏の個別の政策などはいったん横において、選挙そのものについて知らないことや驚いたことも多かったので、それを紹介したい。

5分刻みのスケジュール

 まず選挙最終日と開票日のスケジュールを確認しようと事前に池田氏の事務所に連絡したときのこと。スケジュール表をファックスしてもらって驚いた。すさまじく過密だったからだ。6時50分新千歳空港前の朝立ち演説から始まり、その後は5分刻みで移動し、20時まで活動する。街頭に立って演説する回数は25回にもおよぶ。北海道5区は千歳市や恵庭市から江別市、札幌市厚別区など南北に広がっているため移動距離も長い。これを12日間続けるのは相当のタフさが求められる。

1日で25カ所も演説して回った池田真紀氏

 実際、私は23日の選挙最終日、遊説についていっただけでクタクタになった。候補者は演説し、車で移動中も話し続け、手を振り続ける。選挙では当たり前なのだろうが、ついて回って話を聞く私なんかよりもっと負担は大きいだろう。

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