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スズキ謝罪会見、悪意も善意も不正は不正だ

「言い訳会見」になってしまったワケ

2016年5月23日(月)

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 「これって謝罪会見ですよね?」。5月18日にスズキが開いた走行抵抗値の不正に関する会見。国土交通省会見室の会場から、思わずこんな質問が飛び出した。スズキが繰り返す説明が、「謝罪会見」とは思えないものばかりだったからだ。

これって、謝罪会見??18日のスズキによる会見(写真:AP/アフロ)

 三菱自動車に続いて、スズキも走行抵抗値について法令とは異なる方法で計測していたことが明らかになった。道路運送車両法に基づく保安基準を満たしていないため、法令違反となる。違反内容は既報の通り。要は屋外で実施すべき試験を屋内の試験機で行い、さらに各部品の抵抗値を個別に算出して足し合わせていた。

 しかし会見では、「燃費操作の意図はなかった」(本田治副社長)という動機面での釈明を繰り返したほか、対象者の処罰に関しては「燃費を良くしようと手を抜いたら問題。善意でやったというなら人情的に考える必要がある」(鈴木修会長)とした。

 まるで、「燃費操作という悪意」がなければ問題は小さいと言わんばかりである。

 もっとも、なぜこうした発言が飛び出すのかについては少し解説が必要だ。三菱自動車の「不正」との違いについて整理してみよう。

 5月18日の国交省への報告段階で、三菱自動車の不正は大きく次の3種類に分けられる。

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「スズキ謝罪会見、悪意も善意も不正は不正だ」の著者

島津 翔

島津 翔(しまづ・しょう)

日経ビジネス記者

2008年東京大学大学院工学系研究科修了、日経BP社に入社。建設系専門誌である日経コンストラクション、日経アーキテクチュアを経て、2014年12月から日経ビジネス記者。担当分野は自動車、自動車部品。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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