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日本を売り込め! サミット、もう一つの戦い

先端技術や食文化を世界にアピール

2016年5月27日(金)

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 熾烈な外交のせめぎ合いが行われるサミット。もう一つの注目点が、開催地の技術や食材のアピールだ。世界各地から集まった政府やメディア関係者向けに繰り広げられている、日本の魅力発信の現場をレポートする。

 5月26日、安倍晋三首相が伊勢神宮で各国首脳を出迎え、主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)が幕を開けた。和やかなムードに見えるが、内実は27日に取りまとめる「伊勢志摩経済イニシアチブ」を巡る、熾烈な外交交渉だ。

メディアセンターで日本の「ものづくり」を売り込み

 サミットには、もう一つの側面がある。技術や文化、開催地を海外政府関係者やメディアにアピールする格好の場となっているのだ。三重県伊勢市に設けられた国際メディアセンターの中には、「Japan Exhibition」と銘打った期間限定の展示があり、各国の政府関係者や海外メディアが熱心に話を聞く様子が見られた。ビジネスの観点から見たサミットの「もう一つの戦い」をお伝えしたい。

国際メディアセンターの外観
日本らしさをアピール
まほろ(産業技術総合研究所、ロボティック・バイオロジー・インスティテュート)

 「“まほろ”で研究室のピペット奴隷を解放する」と意気込むのは、産業技術総合研究所 創薬分子プロファイリング研究センター長の夏目徹氏だ。「ピペット奴隷」とは穏やかでない表現だが、ライフサイエンスの現場にいる若手研究者は頭脳労働よりも、ピペットと試験管に対峙することに忙殺されているのが現状なのだという。

 まほろは、産総研と安川電機が共同出資したベンチャーが作った、研究者の福音となりそうなロボットだ。動作を指示すれば、正確に何時間でも疲れることなく薬品を調合し続けてくれる。「優秀な研究者が単純作業から解放されれば、生産性が飛躍的に向上する。女性研究者が出産し離職するケースも減るだろう」(夏目氏)という。「女性」の活躍は、今回のサミットのテーマの一つになっている。すでに国内で12台が稼動しており、来年から海外に本格的に売り込む計画という。

スマホで呼べばやってくる「ロボットタクシー」

ロボットタクシー

 スマートフォンで呼べば自動運転カーがやってきて、目的地まで送り届けてくれる。決済もスマホで完了。そんな「ロボットタクシー」も屋外スペースで走り回っていた。

 ロボットタクシーの中島宏社長は、「新興国の政府関係者が、予想外に関心を持ってくれた」と明かす。すでにラオス、ベトナム、エジプト、バングラディシュなどから来日した関係者が試乗したという。あまりに熱心なので理由を聞いてみると「正直、我が国のインフラ整備はこれから。だからこそ、一足飛びに新技術を導入するチャンス」との答えが返ってきたという。世界各国のキーマンがやってくるサミットの場で、意外なニーズが見えてきたようだ。

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「日本を売り込め! サミット、もう一つの戦い」の著者

広岡 延隆

広岡 延隆(ひろおか・のぶたか)

日経ビジネス記者

日経コンピュータ編集部、日本経済新聞産業部出向を経て2010年4月から日経ビジネス編集部。現在は自動車など製造業を担当している。これまでIT、電機、音楽・ゲーム、自動車、製薬産業などを取材してきた。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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