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就活、今期は2度目のチャンスあり

  • 松浦 龍夫

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2016年6月8日(水)

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 3月から始まった大学生の就職活動(就活)は6月に入り佳境を迎えている。先週は就活スーツに身を包む大学生を街中で多く見かけただろう。これは経団連に加盟する大企業を中心に1日から面接などの選考が解禁されたからだ。

「6月から選考が本格化している。写真は6月1日に選考を開始した損害保険ジャパン日本興亜の受け付け風景(写真:北山宏一)」

 今シーズンは4月や5月に公式・非公式を問わず内定を出している企業が多い。その企業らに後れを取るまいと、6月選考の企業も「1週間もかけずに内定を出す」(大手商社)など早期決着が多そうだ。

 実際に「大手企業から順調に内定をもらえた」という書き込みが就活掲示板などに増えてきた。ところが取材先の就活生に話を聞くと、そうでないケースも多いようだ。

 一つは、6月からの選考に乗り遅れたというもの。「内定どころか、選考もまだこれからで…」(関西私大4年生)、「6月1日は面接が多いと聞きましたが1件もありませんでした」(関東私大4年生)など、余裕どころか焦りを感じている就活生も意外に多い状況だった。

 これは無理もない。人気企業ほど書類選考も激戦になっている。ある人気食品会社はエントリーシート4万に対して選考に進めるのはたった10%ほどしかいない。書類選考を突破するだけで一苦労というすさまじいところもあるほどだ。

 もう一つは選考には進んだものの、選考であっさり落ちてしまったというものだ。これも実はよくあるケース。例えば就活生は毎年40万人ほどだが、そのうち就活人気ランキング200位に入る企業の内定者数を足しても4万人もいない。100位だと2万人で競争率は5%ほどとも言われ、人気企業が狭き門であることには変わりがない。先ほどの食品会社だと4万人に対して採用は50人程度。人気企業だと、数字の面から見ても、選考で落ちることはよくあることだ。

 ここで就活生の方に伝えたいのは、もともと狭き門の企業に連敗しても、よくあることだとできるだけ気にしないでほしいということだ。以前取材した元就活生は「大学までストレートできて、挫折したことがなかった」と選考に落ちたことが自己否定されたように感じると教えてくれた。

 気持ちは分かるが、企業の人事担当者に取材すると落とした理由が必ずしも能力の問題ではないケースもある。あるATMを製造販売する企業では、営業採用にイケイケの就活生は採用しないという。客先が銀行など堅い社風の企業で、「同じく堅実な性格の営業でないとうまくいかない前例が多かった」ためだ。

 一方で有名ネット企業では、「勢いがない就活生でないと絶対に採用しない」というところもある。ある鉄道大手でも能力はバツグンと皆が評価する就活生を落とした。「起業しそうな、できそうなタイプ。うちは何十年かけて成長してもらうモデルなので辞められるのは困る」という理由だった。落ちた理由が能力でなく、社風に合わなかっただけということも実際は多い。あまり気にせず、前向きな気持ちで次に挑む方がチャンスは増える。

コメント1件コメント/レビュー

よい記事だ。参考になった。就活生にも勇気を待たせられたのではないか。そこで,私は少しネガティブな主張を。「勝者は常に少数派」。人気企業があなたにとって「よい企業」とは限らない。人気企業がいつまでも優良企業とも限らない。むしろ活躍の場は中小企業やベンチャー企業にあったりする。何事も「祇園精舎の鐘の声」。自分がやりたいと思える「仕事」,「生き方」を「覚悟をもって」貫いてほしい。「信念を貫けば幸せが来る」。与えられた場所で頑張ってみると意外に道が開けたりする。受かった会社で頑張ってみたら案外幸せが来たりするかもしれない。頑張ってほしい。(結局,エールを送りたい。)(2016/06/08 11:49)

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よい記事だ。参考になった。就活生にも勇気を待たせられたのではないか。そこで,私は少しネガティブな主張を。「勝者は常に少数派」。人気企業があなたにとって「よい企業」とは限らない。人気企業がいつまでも優良企業とも限らない。むしろ活躍の場は中小企業やベンチャー企業にあったりする。何事も「祇園精舎の鐘の声」。自分がやりたいと思える「仕事」,「生き方」を「覚悟をもって」貫いてほしい。「信念を貫けば幸せが来る」。与えられた場所で頑張ってみると意外に道が開けたりする。受かった会社で頑張ってみたら案外幸せが来たりするかもしれない。頑張ってほしい。(結局,エールを送りたい。)(2016/06/08 11:49)

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後藤 忠治 セントラルスポーツ会長