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ロシア・サハリンの窓枠メーカーが挑む日本市場

日本進出のモデルケースとなるか

2017年6月12日(月)

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 北方領土問題の打開を目指し、まずは経済協力を進めようとする日本とロシアの両政府。資源など日本企業によるロシアプロジェクトは目にする機会が増えてきたが、その逆のケースはあまり聞かない。2016年に北海道に進出したサハリンの大手企業の経営者に勝算や狙い、ロシアに興味を持つ日本企業へのアドバイスを聞いた。

 札幌市中心部、大通公園に面した一等地。通行人が行き交うビル一階のショールームには「KARVI(カールヴィ)」との店名が掲げてある。あまり日本の消費者にはなじみがないが、ロシア・サハリンでは7割のシェアを持つという窓枠メーカー。2016年に日本法人を設立し、ロシア人を含む5名の従業員が営業活動を行っている。

断熱性などの性能をアピールする(撮影: 新津良昌)

 店内には様々な大きさやデザインの窓枠を展示。旭硝子のガラス材などを活用しつつ、サハリンの自社工場で最終製品に仕立てたものだ。内と外の空気を遮断する多重構造によって断熱性や気密性、防音性に優れた窓を実現しているという。

ロシア仕立ての省エネ窓枠に自信

 一般に家屋の冷暖房光熱費は窓の性能が占める割合が小さくない。ロシアで支持されてきた実績を北海道でアピールする方針だ。

 ウラジーミル・カラグラコフ社長は「日本のサッシは省エネという観点ではまだ世界基準に達しておらず、消費者の問題意識も高いとはいえない。しかし粘り強く当社の製品の魅力を訴えていけば市場開拓は可能だ」と自信を見せる。

 今のところマンションなどの建設会社に重点的に営業をかけている最中。近年のロシア経済低迷によるルーブル安で価格競争力も高まったようだ。

 初めての海外進出先に日本を選んだカールヴィ社。その背景には日本企業のロシア進出支援を積極的に手がける北海道銀行や北海道庁の存在もある。

 サハリンの有力企業としてすでにロシアで面識があった関係で、日本進出にあたっては逆にアドバイスを受けたという。札幌商工会議所にも早速加入、「省エネ効果などを会員企業に広くアピールしたい」(カラグラコフ社長)と意気込む。

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「ロシア・サハリンの窓枠メーカーが挑む日本市場」の著者

寺井 伸太郎

寺井 伸太郎(てらい・しんたろう)

日経ビジネス記者

2002年、慶応義塾大学を卒業し、日本経済新聞社に入社。東京や名古屋での企業担当などを経て、直近は決算を取材する証券部。15年から現職

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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