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「ランチパック」でモーニング?

名古屋発、「朝型」会社説明会に潜入

2015年6月30日(火)

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 6月26日、午前6時台の名古屋市内。通勤ラッシュ前で人もまばらな周囲の様子とは対照的に、JR名古屋駅近くのオフィスビル「名古屋ルーセントタワー」に、続々と人が集まる一角があった。

 行き先は、この場所に本社を構えるゲーム開発会社のエイチーム。お目当ては、午前7時から開かれる中途採用希望者向けの会社説明会「金7(きんなな)朝活プロジェクト」だ。

エイチームの「金7朝活プロジェクト」。加藤厚史取締役(中央)らが会社概要や経営戦略を説明した

 「(企画営業、WEBプロモーションなど)当社には様々な職種があります。皆さんのこれまでの経験を生かせる場も多いので、ぜひ応募を検討して下さい」――。

 説明会開始後、まず、エイチームの加藤厚史取締役が登壇し、会社概要や経営戦略について話した。加藤氏は新規事業の担当で、これまでに結婚式場の情報サイト「すぐ婚navi」や、自転車通販サイト「cyma」(サイマ)などを立ち上げた実績を持つ。これらの「ライフスタイルサポート事業」を、本業のゲーム開発と並ぶ稼ぎ頭に育てた立役者だ。

 続いて午前7時半からは、参加者が5人ごとに分かれてエイチームの若手社員1~2人を囲む座談会を開催。「現在はどのような仕事を担当しているか」「育児休暇や産休の制度は整っているか」など、エイチームの取り組みについて活発な質疑応答があった。イベントが完全に終了する午前8時半ギリギリまで会場に残り、社員に熱心に尋ねる参加者もいた。

 中途採用する企業は会社説明会を開きたくても、平日の夜ではどれくらいの人に参加してもらえるか予測するのは難しい。募集対象の人が現在勤めている会社の仕事が何時に終わるか分からないからだ。だが就業前の朝の時間なら、早起きさえしてくれれば参加してもらえる。

 平日の朝でも、月~木曜日は、翌日、仕事があるため参加者の負担は大きい。しかし翌日が休日という会社が多い金曜日の朝なら、頑張って早起きできる人が多いはず――。そんな考えから、エイチームは「金曜日の朝」というほかに例のない時間帯に会社説明会を開くことを決めた。

 午前7時の開始となると、着替えなどの準備を考えて参加者は遅くとも午前6時頃には起きる必要があるだろう。早起きが苦手な人には辛いところだが、現在はちょうど1年で最も日が長い時期。日の出が早いため、朝型の生活に切り替えるには絶好のタイミングと言える。

モーニングも一工夫

充実したモーニングのメニュー。「ランチパック」を提供する遊び心も持たせた

 説明会の参加者には朝食を無料で提供する。パンのほかにバナナ、ゆで卵も用意するなど、メニューの充実ぶりには驚く。飲み物もコーヒー、オレンジジュース、アップルジュースと複数の種類を取り揃えた。さすがモーニング文化発祥の地、愛知県の企業ならではの取り組みだ。興味がある会社の説明会に参加できるうえ、充実した朝食も楽しめる。まさに「早起きは三文の得」と喜ぶ参加者も多かった。

 パンはカフェのモーニングメニューなどで提供されるトーストではなく、人気の総菜パン「ランチパック」を用意した。「ランチをモーニングで提供する」というアイデアは、参加者の遊び心もくすぐる。

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「「ランチパック」でモーニング?」の著者

須永 太一朗

須永 太一朗(すなが・たいちろう)

日本経済新聞証券部

2003年一橋大学社会学部卒業、日本経済新聞社に入社。西部支社(福岡)で警察、企業、県政を順に担当。その後は主に証券部で日本株相場を取材。14年3月、日経ビジネス記者に。17年4月、日本経済新聞証券部。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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三品 和広 神戸大学教授