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スズキ“世代交代”会見のデジャヴ

カリスマ親父に挑む「高齢せがれ」たち

2015年7月3日(金)

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 6月30日、午後6時。背広をはおり、ネクタイをきっちりと締めた鈴木修会長(85歳)らスズキの経営陣が「ホテルニューオータニ東京」の記者会見場に姿を現した。修氏の長男である鈴木俊宏副社長(56歳)が社長に昇格するという、社長交代の会見だった。1970年代からスズキの「顔」であり続けた修氏は代表権のある会長とCEO(最高経営責任者)の職は続けるが、2008年から兼務していた社長の肩書きを息子に譲った。

社長を退いた、鈴木修会長(写真:北山宏一、以下同)

 株主総会からわずか4日後の社長交代をもたらした独フォルクスワーゲンとの提携解消問題や自動車業界を取り巻く環境変化については、既に多くのメディアが報じている。せっかく「記者の眼」というコラムなので、記者会見、とりわけ新社長に就任した俊宏氏の発言に垣間見た、日本企業の世代交代について書こうと思う。

7回、口にした「チームスズキ」

 「中期経営計画は私が中心となり、他の役員と一緒に作成してきましたので、新社長として、社員が一丸となって、『チームスズキ』で計画を達成できるよう取り組んでいきたいと考えています」

 「『チームスズキ』を掲げる理由は、中小企業のおやじに依存してきた体質から脱却することは、1人の力ではできないと考えるからです」

 「社員一人ひとりが自主的に行動することができる人材の育成、環境づくりに力を入れていきます」

 「トップダウンの指示待ち経営ではなく、自らが自発的に提案し、チャレンジする経営を実現してまいります」

 「社員全員の力を借りながら、創立100年、さらには次の100年に向けて土台作りをしていきます」

 上記はいずれも、俊宏社長が就任挨拶と中期経営計画の説明中に語った言葉だ。記者やアナリストからの質疑応答に入る前に、俊宏氏は実に7回、「チームスズキ」という言葉を使った。修会長というカリスマの後を引き継ぐにあたり、父と同じようなワンマン経営ではなく、チームでの経営を強調したのだった。

「チームスズキ」を強調する鈴木俊宏新社長

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「スズキ“世代交代”会見のデジャヴ」の著者

佐藤 浩実

佐藤 浩実(さとう・ひろみ)

日経ビジネス記者

日本経済新聞社で電機、機械、自動車を6年間取材。13年4月に日経ビジネスへ。引き続き製造業を担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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