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参院選に都知事選、記事には出ない選挙戦の裏側

  • 松浦 龍夫

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2016年7月14日(木)

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 10日に開票された参議院選挙では、自民党や公明党が過半数の61議席を上回る70議席を獲得した。参院選の結果は今後の国会運営や政府の経済政策に関係する可能性もあるため、日経ビジネスも注目。4月に北海道で実施された衆院補選に引き続き、候補者に密着した(前回の記事)。

 記者は東京選挙区から自民党の候補として出馬した元オリンピックバレーボール選手の朝日健太郎氏に選挙戦終盤から投票日にかけて密着してウオッチした。朝日氏は64万4799表を獲得し当選。詳細な結果や分析については別の記事にゆずり、選挙戦を通じて感じた記事には出ない部分に焦点をあてて紹介していく。

写真を撮ってください

 朝日氏に密着してまず気づいたことは、陣営が積極的に朝日氏の写真を撮らせようとしていることだ。候補者が握手して回るのはよく見かけるが、朝日氏の場合は握手と撮影がセットのようになっており、陣営の担当者が積極的にカメラマン役を買って出ている。さらに選挙カーの上から演説しているときも「撮影されたい方は前の方へどうぞ」「撮影した写真はSNSなどに掲載しても問題ありませんので、ぜひ!」と声をかける。

 なぜ積極的なのかを陣営に聞くと、「新人で地盤もなく当選確実ではない状況なので、やれることは何でもやりたいから」との返答。かなり危機感があるようだ。朝日氏と撮影した一般の方に話を聞くと「自分と朝日さんの身長差が大きいのが面白い。SNSに掲載するつもり」と話してくれた。朝日氏の身長は199センチ。確かに街頭でも頭二つほど抜けていて目立っていたので、見栄えがする候補者の場合は露出をあげるために有効だと感じた。

 知名度と見た目で人が集まる朝日氏だが、例外もあった。8日夕方に秋葉原のヨドバシカメラ前で演説した時だ。選挙カーの周りに人は集まらずガラガラ。多くの人は遠くから見守るような格好になっていた。朝日氏と元プロレスラーで文部科学大臣の馳浩氏という有名人二人が演説するだけに不思議な光景だった。その理由はあとから分かった。四方を見回すと、黒いスーツを身にまとった屈強な男性が10人ほど選挙カーを囲んでいる。SPと言われる人たちだ。威圧感がすごく、近寄りがたかったようだ。皆片手には黒いパソコンケースのようなものを持っているので、後からそれは何かと聞いたら、「防弾」と短く返事してくれた。

 秋葉原での演説を終えた朝日氏は、すぐに上野駅前に移動して再び街頭演説を始めた。ここでは同じく自民党から比例代表で出馬していた伊藤洋介氏との二人街頭演説だった。伊藤氏は東京プリンとして歌手活動をしていた有名な方だが、プリンのかぶりものをしていなかったので最初は誰だか分からなかった。街行く人も同じ反応で、朝日氏には人が集まるものの、伊藤氏にはあまり関心がないようだった。有名人二人を集めて露出を図ろうとしていたようだったが、百戦錬磨の自民党陣営でも狙った通りにはいかないこともあるのかと感じた。

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