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家電メーカー、観光客に「爆売れ」の死角

パナソニックに学ぶ中国人への配慮

2015年7月17日(金)

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 訪日外国人によるインバウンド消費が活発だ。特に日本メーカーの家電が「爆売れ」しており、日本経済を潤す要因にもなっている。しかし、需要が拡大する一方でメーカー側には様々な対応が求められている。上海株ショックの影響も気になるところ。訪日客に人気なパナソニックの動きから、手放しでは喜んでいられないインバウンド消費の「死角」も浮かび上がってきた。

 「ようこそ、ごはんの美味しい国へ」

 羽田空港の国際線ターミナル。到着ゲートを出てすぐの「一等地」に今月9日、中国語と英語でこう書かれたブースが登場した。大きな炊飯器とずらりと並んだ日本食の食品サンプルが印象的なこのブースは、パナソニックが自社家電を外国人観光客向けにPRするために設置したものだ。

 オープン当日に取材に行くと、到着ゲートを出た外国人観光客の多くが思わず足を止め、吸い込まれるようにブースの中をのぞいていた。

羽田空港の国際線ターミナルに設けられたパナソニックのブース。大きな炊飯器の模型が印象的だ
ブースの中には5カテゴリーの海外仕様対応モデルが並んでいる

 「日本の玄関であるここで、パナソニック製品をアピールしたい」。パナソニックのアプライアンス社、日本地域コンシューマーマーケティング部門の岡山晃久氏は、羽田空港の一等地にブースを設置した狙いをこう明かす。

 特に7月は夏休みシーズンで、観光客数も増加する。そのタイミングを狙っての出展だ。ブース内には炊飯器のほか、デジタルカメラやシェーバー、温水便座などの海外仕様モデルも展示されていた。

 QRコードがパンフレットやボードなどに印刷されており、携帯電話で読み取ると詳しい製品の情報を見ることができる。サイトは英語と中国語、日本語の3カ国語に対応。EC(電子商取引)サイトではないのでそのまま購入はできないが、滞在中に日本の家電量販店でその製品を購入してもらうことを期待している。

 羽田空港のブースから、ネット上の情報サイト、そして家電量販店へ。「O2O2O」(オフライン・トゥー・オンライン・トゥー・オフライン)の、理想的なルートを作り出す狙いだ。

日本の家電「爆売れ」中!

 言わずもがなだが、日本を訪れる外国人観光客は右肩上がりで増えている。日本政府観光局(JNTO)によると、1月から5月までの訪日外客数は753万人で、前年を約45%も上回った。街中を歩けば、目に見えて訪日客数の増加を実感する。路上や地下鉄、デパートの中で中国語や英語が飛び交う光景もすっかり慣れてきたように思う。

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「家電メーカー、観光客に「爆売れ」の死角」の著者

齊藤 美保

齊藤 美保(さいとう・みほ)

日経ビジネス記者

2011年中央大学法学部卒業。同年、日本経済新聞社に入社。産業部にて電機、IT、自動車業界を担当した後に、2014年3月から日経ビジネス編集部に出向。精密業界を中心に製造業全般を担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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