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中国株乱高下の波紋

宋文洲氏、「まだ失敗は取り返せる」

2015年7月23日(木)

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6月12日のピークから下落が続いた中国株(写真:Imaginechina/アフロ)

 「最近、いろいろな知り合いから中国株暴落についての見解を求められるようになったから、そのたびに連載の過去記事を見せるんだけど、『かなり早くから警鐘を鳴らしていたんですね』と、みんな驚くよ」。7月上旬、久々にお会いした宋文洲氏は、このように笑っていた。

 ここで言う「連載の過去記事」は、日経ビジネス3月16日号のコラム『異説異論』で宋氏が執筆した『上海株は危険な官製相場、このまま一服してほしい』のことだ。

 このとき宋氏は、2014年半ばから上昇を続けていた中国の株価指数「上海総合指数」が官製相場であることを指摘。人民日報が、「中国の株価がまだ上がりそう」という趣旨の記事を出していることも紹介し、中国政府が意図的に株価を上げようとしていることに警鐘を鳴らしていた。本来ならば中国政府が、痛みを伴う抜本的な構造改革に取り組むべき経済情勢であるにもかかわらず、株価上昇を演出し目先の問題を隠し続けるのであれば、中国経済は中長期で大きな弊害に見舞われることになる、と予言したのだ。

「説明がつかない株価上昇がまだ続くなら……」

 このコラムの終わりでは、こう結んでいた。「2015年1~2月は、昨年から急上昇してきた上海総合指数の相場が一服している。ここから少しずつ上昇したり、大きく下がっていたりするようであれば、官製相場が終わり市場原理に従った株価と考えられる。政府が株価対策ではなく、改革を進めようと考え始めたとも解釈できる。説明がつかない株価上昇がまだ続くなら、早ければ10年後には、中国経済のとてつもない変調が顕在化するだろう。しばらくは上海総合指数の動きに注目すべきだ」――。

 このころの上海総合指数は3000ポイント台を推移。その後、ご存じの通り、同指数は急上昇を続けたが、6月12日の終値5166.35ポイントをピークに、7月上旬までに約3割も下落した。当局の市場対策で4000ポイント台に戻しつつあるが、まだ不透明感は晴れない。つまり、宋氏が当時期待した、市場原理に従った相場展開にはならず、「説明がつかない株価上昇」が続き、その副作用が早くも現れた形だ。

 中国株が暴落した7月上旬、宋氏の元を訪れた筆者に、同氏は今後の見通しを語った。

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「中国株乱高下の波紋」の著者

宗像 誠之

宗像 誠之(むなかた・せいじ)

日経ビジネス記者

日経コミュニケーション、日本経済新聞社産業部、日経コンピュータを経て、2013年1月から日経ビジネス記者。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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