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上海でトヨタ車が「まぁまぁ」としか言われないワケ

日本流の安全設計がアダに

2015年7月31日(金)

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上海市内にあるトヨタ自動車の販売店(写真:町川 秀人)

 2015年7月28日、「トヨタ自動車の世界販売台数(2015年1~6月)が2位に転落」というニュースが流れた。要因の一つに、中国など新興国での販売不振があるという。このニュースを聞いて、2015年6月初旬に出張した上海で出会ったA氏のことを思い出した。

 上海で生まれ育ったA氏は、日本に留学していたことのある親日家。市内の日系企業に勤め、最近、「迷ったけれどトヨタではなくBMWを購入した」というアラサーの男性だった。なぜトヨタではなく、BMWを選んだのか。その理由について聞くと、こんな答えが返ってきた。

 「トヨタ車は、安いけど性能は高くない。上海人にとってトヨタの印象は『まぁまぁ』ってとこかな」

 「まぁまぁ…」。日本人としては少し残念な気持ちになってつぶやくと、A氏は微笑みながらこう補足した。

 「トヨタ車は中国では高級車のうちに入らないんです。中国人の中でも特に私たち上海人は、ブランド志向が強い。高級ブランドの車といえば、中国ではBMW、ベンツ、アウディにキャデラック。あとはレクサスくらいでしょうか」

 心の中で「レクサスだってトヨタ車ですけど」と思った矢先、A氏を紹介してくれた日本人のB氏が、横から話に割って入ってきた。

 「レクサスは、トヨタ車だと思われていません。トヨタがあえて、全く別ブランドとして売り出しているからだと思います」

 なるほど。それにしても、性能は高くないし、ブランド力も低い――。日本でのイメージとのギャップに驚いたが、とにかくA氏の話の続きを聞くことにした。

 A氏は続けた。

 「私自身は別にトヨタでも良かったんです。日本車は燃費がいいので、購入後も安く済ませられますから。問題は、結婚でした」

 「け、結婚?」

 話の方向がもっと見えなくなってきた。

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「上海でトヨタ車が「まぁまぁ」としか言われないワケ」の著者

池松 由香

池松 由香(いけまつ・ゆか)

日経ビジネス記者

北米毎日新聞社(米国サンフランシスコ)で5年間、記者を務めた後、帰国。日経E-BIZ、日経ベンチャー(現・日経トップリーダー)、日経ものづくりの記者を経て、2014年10月から日経ビジネス記者。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官