• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

高級ビール、ブーム早くも終焉?

ブランド差別化、大手各社が苦心

2015年8月3日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 夏本番、ビール業界が1年で最も盛り上がる季節がやってきた。この時期の販売動向が年間成績に大きく影響するだけに、ビールメーカーは毎年天候や外食店の客の入りにやきもきする。だが、今年はそれに加えて各社が頭を悩ませるある「異変」がある。市場全体が縮小するなかでも近年安定して伸びていた「高級ビール」の売れ行きが、パッとしないのだ。

 ほぼ毎日欠かさずビールを飲み続けている筆者だが、友人に「高級ビールって何?」と聞かれると即答するのは難しい。「ビール系飲料」と呼ばれる酒類は基本的にビール、発泡酒、第三のビールの3カテゴリーに区分され、これは酒税法上、使う原料や製法によって細かく定められている。

実は定義がない「高級ビール」

 高級ビールは一般的にビールに区分されるが、その明確な定義はない。そのため、聞かれた時にも「普通のより、少しいいビール」という説明でお茶を濁し、「記者のくせに知らないのか」と白い目で見られることも度々だ。

 それでも業界の共通認識をベースにあえて説明すると、高級ビールとはアサヒビールの「スーパードライ」やキリンビールの「一番搾り」などスタンダードな銘柄よりも少し割高で、その分、原料のホップや麦芽で希少なものを使ったり、製法も通常より手間暇をかけたりするケースが多い。

 サントリービールの「ザ・プレミアム・モルツ」(以下、プレモル)やサッポロビールの「ヱビス」が代表格で、店頭想定価格はスタンダードが350ミリリットルで税込225円前後なのに対し、高級ビールは同250~260円程度になる。

ビールに占める高級ビールの比率は年々上昇してきた
※高級ビールの比率は業界推計

 ビール市場は2014年まで10年連続で縮小しているが、この高級ビールに限っては年間2ケタ前後の伸びを記録してきた。11年連続で過去最高の売り上げを更新しているサントリーのプレモルが牽引役だが、昨年はアサヒもスーパードライの高級ビール「ドライプレミアム」を本格発売し参入。同商品はヒット商品の目安となる約500万ケース(1ケースは大瓶20本換算)を販売した。

コメント8

「記者の眼」のバックナンバー

一覧

「高級ビール、ブーム早くも終焉?」の著者

河野 祥平

河野 祥平(こうの・しょうへい)

日経ビジネス編集記者

2006年日本経済新聞社入社。社会部、消費産業部などで警視庁、ネット業界などを担当。直近では企業報道部でビール・清涼飲料業界を取材。2015年4月から日経ビジネス。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

意外なことに、伝統的な観光地が 訪日客の誘致に失敗するケースも 少なからず存在する。

高坂 晶子 日本総合研究所調査部主任研究員